A.himeのフォト日記

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尾道散策~タイル小路

2008-04-22 | 写真と旅
尾道は細い路地に古い街並みが残り、映画撮影の舞台としても有名です。
そのロケ地のひとつ、タイル小路(しょうじ)は、映画の街・尾道の観光スポットでもありました。

元々はそこの住民の方が路地にタイルを貼り付けたのが始まりだったそうです。数百枚のタイルが敷かれた路地には次第に観光客が足を運ぶようになりました。そして1983年に上映された「時をかける少女」(大林監督)に登場したことで一躍有名になり、脚光を浴びるようになったのです。



タイルが敷かれた路地<1999年撮影>


以前は「ロケ地めぐり」の観光名所としてパンフレットなどにも紹介され、小路に続く歩道には案内があり、迷うこともありませんでした。大林監督はもちろん、尾道ロケに訪れた俳優さん達のサインや、「時をかける少女」で“和子(原田知世)が手をついた場所”などの説明もあり、狭い路地の両側の壁には全国から訪れた観光客がタイルにメッセージを残していました。



メッセージが書かれたタイル。
若い女性の人気のスポットでした。<1999年撮影>


しかし、2003年3月、観光客の旅の思い出がつづられた約五百枚のタイルはすべて撤去されてしまったのです。心無い観光客の迷惑行為により、付近住民の生活に支障をきたすようになったためと言われています。

今はタイル小路には入れなくなっているようですが、路に埋め込まれたタイルは、当時の姿のままで残っているそうです。元の静かな路地に戻ったと言うべきでしょうか。

多かれ少なかれ観光地には同様の問題をかかえているようです。
この日散策した他の場所でも民家の壁にいっぱい落書きがしてあり、友人と大憤慨しました。いずれこの坂道も通れなくなるかも知れません・・・観光客がたくさん訪れるということは、市としては喜ばしいことなのかも知れませんが、住人の方たちには本当に迷惑なことなのでしょうね。

ちなみにその落書き…相合傘に名前を書いたものも…この馬鹿カップルのその後は?・・・



☆タイル小路とは関係ありませんが、心配していた尾道の案内犬、今も健在のようです。安心しました。この案内犬(ドビンちゃんと言うらしい)の面白いブログを見つけました。

ガイド犬ドビンの尾道放浪記


訪問ありがとうございます。
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