名の知らぬ高木に干すやシャツの色冬至過ぎても変わらないもの
吾が寮の前に名の知らぬ高木が何本立っている。最近はちょうど花の見頃である。今年も同じように、湿気っぽい南国のこの妙な寒さに白き花を数朶綴った。色や形からすれば、何となく弔問する時の紙花に似ている。一本の枝は隣の寮のベランダに手を差し伸べるから、時々誰かがその枝に白きシャツを干すのが見える。緑の木陰に白きシャツ、何と妙な風景であろう。勿論シャツのほかに、キチンと洗っていない靴下も時々見える。
天気のよい時に吾が六階のベランダに立っていて、遠き山の背もはっきり見える。此方は流石の「緑の町」、空気が新鮮なのか、それとも湿気が多いのか、視界(眺め)もけっこう良いことだ。
吾が寮の前に名の知らぬ高木が何本立っている。最近はちょうど花の見頃である。今年も同じように、湿気っぽい南国のこの妙な寒さに白き花を数朶綴った。色や形からすれば、何となく弔問する時の紙花に似ている。一本の枝は隣の寮のベランダに手を差し伸べるから、時々誰かがその枝に白きシャツを干すのが見える。緑の木陰に白きシャツ、何と妙な風景であろう。勿論シャツのほかに、キチンと洗っていない靴下も時々見える。
天気のよい時に吾が六階のベランダに立っていて、遠き山の背もはっきり見える。此方は流石の「緑の町」、空気が新鮮なのか、それとも湿気が多いのか、視界(眺め)もけっこう良いことだ。
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