広辞苑によると 、迷信とは「道理にあわない言い伝えなどを頑固に信じること、現代人の理性的判断から見て不合理と考えられるもの」だそうである。が、時々心の温もりを感じさせる迷信もあるようだ。
僕の干支(中国語で属相という)はいのししで、ちょうど今年は二度目になる。中国では「本命年」とも言う。
「本命年」には「赤い下着を着たり、赤い靴下を履いたりする」という習慣ともいえる遣り方がある。「そうすれば、きっと一年中無事かつラッキでなんでもうまく行く」らしい。赤も熱情に満ち、中国人の大好きな色であろう。が、実は迷信気味だ。それでも、本命年に母親や親友から赤い靴下を貰えることはなんとなく「温もり」を感じさせることではないか。迷信とはいえ、「その心の温もり」が好きだ。赤い靴下を履いたら、足だけではなく、心までその温もりが感じられる。
また、電信柱や橋の欄干にてよく見られる貼り紙のことを紹介させて頂く。
「天皇皇,地皇皇!我家有个夜啼郎。来回君子読一遍,我儿睡到天亮亮!」
(神さまよ。神様よ。我が家に夜泣き子ありて、往来する君子らよ、読まなむや、我が泣き子、夜明けまですやすやと!)
内容からすれば、母親やお婆さんによるもので、心の温もりを感じさせる。我が子を可愛がることである。
これらは迷信とはいえ、人間愛が溢れている。私はこのような迷信がすきである。
僕の干支(中国語で属相という)はいのししで、ちょうど今年は二度目になる。中国では「本命年」とも言う。
「本命年」には「赤い下着を着たり、赤い靴下を履いたりする」という習慣ともいえる遣り方がある。「そうすれば、きっと一年中無事かつラッキでなんでもうまく行く」らしい。赤も熱情に満ち、中国人の大好きな色であろう。が、実は迷信気味だ。それでも、本命年に母親や親友から赤い靴下を貰えることはなんとなく「温もり」を感じさせることではないか。迷信とはいえ、「その心の温もり」が好きだ。赤い靴下を履いたら、足だけではなく、心までその温もりが感じられる。
また、電信柱や橋の欄干にてよく見られる貼り紙のことを紹介させて頂く。
「天皇皇,地皇皇!我家有个夜啼郎。来回君子読一遍,我儿睡到天亮亮!」
(神さまよ。神様よ。我が家に夜泣き子ありて、往来する君子らよ、読まなむや、我が泣き子、夜明けまですやすやと!)
内容からすれば、母親やお婆さんによるもので、心の温もりを感じさせる。我が子を可愛がることである。
これらは迷信とはいえ、人間愛が溢れている。私はこのような迷信がすきである。
先月28日には西安の友人の結婚式に参加しました。西安外国語大学日本語科の卒業生です。前日はかなり激しく雨が降り、彼女は結婚式の日が雨だと鬼嫁になると心配していましたが、当日は雨も止み、彼女の友人達も喜んでいました。微笑ましい迷信ですね。中国の友人達は若いのによく縁起を担ぎます。今年はブタ年なので良い年だと言うことで産院は大賑わいだったそうです。今年生れた子は大学入学難になるだろうなどと言っていました。