緑 島 小 夜 曲

春を愛する人は、心優しい人。

校内暴力から

2007年05月24日 22時42分35秒 | 時事雑感
 我が中学校時代を顧みると、輝かしい印象はあまりなかった。すごく平穏でおとなしい三年だった。同級生の中にも、乱暴な子があまりいなかった。校内暴力はなおのことだ。

 しかし、最近耳にしたニュースや話の中では、校内暴力はしばしばだ。

 弟は中学校三年生である。昨日、地元の中学校で発生した暴力事件について話してくれた。容疑者は校長の息子だそうで、同じクラスの男子学生を匕首で殺したという。「彼は私の恋人を奪った。」と刑事所で理由をそう訴えたという。なるほど、恋のため、こんな惨めなことをやったのだ。
 そして、テレビニュースの報道によれば、広東省の中学校で五人の女子学生が一人の女子学生を苛めたとのことで、携帯カメラでその経過も撮影された。三分間のうちに、五人が相手の女子学生を順番に20回も殴った。
 「今の学生に手上げる。しょうがない」と一人の教師が記者の質問に対してそう訴えた。
 「今の若者は何を考えているのか。さっぱり分かんない。勉強もしないで~~」と祖父は食卓で呟いた。
 いじめ問題は日本で深刻化しつつあるが、わが国でもしばしば発生したのは何故であろうか。
 
 心理専門家の分析はみんなきまり文句で、ちっとも役に立たないと思う。
 私から見れば、これが一人っ子時代の病であろう。一人っ子だからこそ、子供は「天下の全て」が俺様の物であると考えがちであろう。私には兄弟が一人いるから、言い切れる。一人っ子の場合では、寛容な心が欠ける。愛玩の玩具はいうまでもなく、「それは俺様の物で、触るな」という子はたくさんいると思う。

 だから、多分兄弟も生活の必要品となるだろう。


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