東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

算数工作教室を始め、基礎基本を理解する学習を中心に補習から進学までをサポートしています。

学習とマナーのバランス

2016-05-23 08:54:46 | 学童教室

去年から構想を練って来た『学童教室』は少しずつ形になり始めています

我が子を含め、受験生達を見守る中で感じる事は

もっと長期に多方面から、それぞれの子どもが持つ良さを伸ばす必要性です

 

塾には既に勉強に遅れが出ている事で

少し卑屈になり、または自信をなくしている生徒さんが多く集まります

なので勉強がわかるようになり、学校等で認められるようになり始めた事で

言動に変化が起き、成績が伸び、結果自信を持つようになります

 

ある記事を読んでいて驚いた事は

この20年で、発達障害と診断された小中学生の数は約7倍増だそうで

さらに増え続けて行くのではないか・・・という衝撃の記事でした

理由としては新たな病名が次々と生まれ

これまで”ちょっと個性的”と言われていた層の子ども達が

発達障害というくくりに含まれるようになったからだ、という見解が書かれていました

そしてさらに意外だったのは、少し変わっていると疑心を持っていた親御さん達は

病名を付けられる事に安心感を持つと書かれていた事です

 

確かにこの数年でも学習障害を疑う事が私も数件ありました

そして、年々増えていると感じてもいました

しかし、私がもっと前から違和感を感じていた事があります

『マナーの悪さ』です

 

挨拶から始まり、文具を丁寧に扱う、汚さないように気をつけるなど

当然のはずの事を当然と考えていない現代っ子の多さに、始めはとても戸惑いました

自動ドアではないのに開けたら開けっ放し

消しゴムのカスは全部足元に払い落として、なぜかチギッては投げて

シャーペンは次々と分解して、ゴミ箱にすてるのではなく放置

机や壁にいたずら書き

ゴミ箱にゴミを捨てるという事すら知らないのか?と

(私も4人の母親として過ごしてきましたが我が子も

通わせていた塾で同じような事をしていたのではないかと心配になりました)

 

しかし、こうしたマナーの悪さは今はありません

(消しゴムのカスを下に落としてしまうのは今でも治っていませんが・・)

マナーを学ぶ事でそれを守ろうとする自然な流れがあります

そして、年齢も関係していると思います

小学生によくありがちな”悪ふざけ”は一過性のものですが

一過性だからといって放置してしまうのは

子どもの成長を妨げる事に繋がるのではないかと考えています

 

考えて行動する事、つまりマナーを守るように促す事は

考える事を促す事とイコールなのではないでしょうか

間違った事をしていても諭してもらえない子は

善悪の判断がつきにくく、自己中心的で無法地帯のような状態です

人の意見を素直に聞く耳が育たず

結果として授業に参加する事に苦痛を感じたり

教わる事に反抗的になったりする

それでは成績も上がるはずもなく、勉強も嫌いになりますよね

悪循環です

 

教育熱心なご家庭のお子さんだからと成績が良くなるとは限りません

何事にもバランスが大切という事だと思います

ただ、こう書いてしまうとご家庭のあり方が悪いように感じてしまいますが

もちろん、お子さんの持って生まれた個性の問題もあります

お子さんが環境から受ける影響以前の部分で持っている個性や感性が関係している事も事実でしょう

 

長くなりましたので今日はここまでですが

本当の意味で優秀な子に育てるにはやはり小学生時代の過ごし方はとても大切だと考えています

学習とマナーの関係性

そのバランスを取りながら過ごす事の大切さを実感し

今私は世界の教育のあり方を参考にしながら学童教室に活かして行こうと考えています

 

 

 


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