2017年の授業は受験生を中心にこれから受験生になる生徒さん達も頑張っています
塾生の9割が成績を伸ばすこの教室には
個性的な講師陣が揃い、それぞれの個性を活かした授業展開で
生徒さん達を魅了し、誘導しています
講師の母校を自分も目指そうと奮闘したり、届かないと決めつけていた難関校にも
果敢な挑戦をしようと奮闘する姿は、まさに学生らしいと言えるでしょう
2018年度の高校入試に向かう生徒さんから、大学受験ではセンター試験がなくなりますね
それを受けて大きな教育革命が水面下から顔を出し始めています
アクティブラーニングを導入し、対話授業から得られる論理力
4技能試験による平均の取れた力や教科横断型授業
いずれも難易度が高く、今は不安の無いご家庭でもこの先の事は見通しがつきません
それらを総合的に捉えて、どうする事が対策になるのか?
という事を考えてきましたが、毎年受験生を見守る中で私の目線で気になった事は
メンタルの弱さ です
はなから諦める 無力
継続する事を嫌う
努力や根性の無さが結果的に点数と比例しているように感じます
実際の教科ごとの知識を試す前に、精神力を鍛える必要があると感じるのです
辛い時こそ上を向き、胸を張って踏み出す
そんな意地が必要でしょう
2017年 今年は 逞しく生きる 事をテーマにしたいと思っています
学力を付けるには基礎基本が何より大切ですが
その土台を支える支柱は個人のそれまでに育てた人格や性質だと確信しています
例えば、こんな事からもそれらを鍛える訓練は始まります
ヨチヨチと歩き出した1歳
もちろん転びますよね、失敗も多いです
しかし、その都度周りが手を差し伸べるのではなく、一人で起き上がる、一人で解決する経験を
積ませていく事の方がその子の成長を支える事になると思うのです
今年の初詣でも、いたずらをするお子さんに「おまわりさんに怒られるから」と話しかけている親御さん
未だにこんな育て方をする方がいるのかと残念に思います
本質からズレた育て方をすれば、至極当然子供もそうなります
ある生徒さんが作文で
「塾はお金がかかるから、お金をもらわないで指導をしてあげれる人になりたい」
と言った内容を書きました
つまり、ボランティアの事を言っているの?
と問いかけると
ボランティア?
と考え込むので
お金をもらわずに働くと言う事は、自分の生活は誰が支えてくれるのかな?
と質問を続けると
ああ、そうか、困るな・・・・
と自分の書いた文章がいかに考えずに書いているかを改めて考えたようでした
もし、この生徒さんが指摘された事を元に
“お金をもらわない講師”を実現する為のアイディアを出し
再度作文を書き直す意地があれば、今回の事だけでなく
これからの物事の考え方そのものが変わっていくでしょう
小論文では、何度も同じ指摘をされる事で提出をやめてしまった生徒さんがいます
指摘を素直に受け止め、より深く考えようとするかそうでないかは
学力ではなく支柱がどうであるかと言う事でしょう
ご機嫌の笑顔で走り出した子供が躓いて転んだ時
無条件に手を差し伸べるのではなく、状況を判断したうえで安全なら
自分で起き上がらせた方が逞しく成長しますね
そして、一人で起き上がった事を心から褒めてあげる事で
子供は自信を持ち、また自分の意志を持って進み始めるでしょう
これからの学力はそうした力が求められています
逞しい子に 自己肯定感をしっかり持つ子に
育てていきましょう