昔、漫画家になりたてのころ
田舎に帰ると、近所のおばちゃんとかにそう言われたっけ。
「はあ、どうも(^□^;) 」
なんて苦笑いしながら内心…
「何が夢があるだよ!めっちゃ大変なんだよ~!」
とか思ってたのを思い出します。
要するに僕は、
夢がある = 楽しい とか
そういう感じで受け止めていたんだと思います。
だから「夢なんかないよ~」
って答えることもありましたっけ。
でも、いま考えると、
つーか、世の中のいろんな職業のことを知ってから
そう言われたことを思い返してみると、
「まじで漫画家って、夢がある仕事だよな~!」
って思います。
たとえば
漫画家と同じような系統の職業で、アニメーターっていう仕事があります。
内情に詳しい方に聴かれたら
「同じじゃねーよ!」
ってブチ切れられそうですが、
まあそこは我慢していただいて…。(^п^;)
僕は中学生のころ、
アニメーターになろうか漫画家になろうか迷った時期がありました。
アニメーターの安彦良和さんにめっちゃ憧れてましたから。
でも、漫画を選んでよかった~って、今になって思います。
アニメーターさんの仕事ぶり、
あの、時間に追われて正確さが求められて
成果主義で、山道を一歩一歩登っていかなければいけないような
超大変そうな仕事を知っていくにつれて、
大変だな~。
すげー仕事だな~。
って思うようになりました。
薄給だし。
っていうか、漫画家以外のあらゆる職業について、
僕は、すげー大変そうな仕事だなあって思います。
たしかに漫画家は漫画家で、締め切りもあるし、
自分でアイディアを生み出さなければいけいないし、
人気がなかったら打ち切られるしで、
大変は大変なんです。
でもね、他の職業にはない
原作者になれる
っていううまみを持ってるんですよね。
これって
すごくないですか?
あ、作家さんも、原作者になれるか。
原作者っていうのは、漫画原作者ってことじゃないですよ。
数ある映画・ドラマ・アニメ・ゲーム・演劇、などなど…
漫画って、人気が出ると、そういうメディアミックスされますよね。
それら全部の「原作者」っていうのになれるんです。
「原作者」は、えらい!
一番えらい!
…たぶん。
実は、内情はよく知りません。 (^_^;)
少なくともそうとう、かなり力関係は上の方だと思う。
僕、なったことないからわからないんですが…。
で、その原作者になるのに、キャリアとか役職とか
会社内での位置とか、まったく関係ない。
昨日までニートだった人が、
ちょちょっと漫画描いて、ニコニコ静画とかで発表したら、
「お、これおもしろくね?」
みたいに火がついて、結構な人気になって、
「単行本出しましょう」
みたいな話になって、アニメ化しましょうとかって
話なるなんて話も、本当に夢じゃない。
要は、作品の力。
力のある、魅力のある作品を描けば、
みんな読んでくれるし楽しみに待ってくれます。
絵が下手だって関係ない。
人気が出れば、絵がめっちゃ上手いアニメーターさんが
描き直してくれます。
ドラマ化映画化されたら、もはや絵は関係ありません。
そんなふうに、とてつもなく大きくなって、
莫大な利益を生み出す作品に成長したとしたって、
それでも自分は「原作者」なんです。
いちばん偉いんです。
他の職業で、こんなことありますか?
それを知ったとき、正直震えましたね。
漫画家って、すげーって。
ま、いまだに僕は、人気作品を生み出せず、
原作者になれてないんですけどね。
やっぱ、作品の力なんだよな~。
頑張ろう。
長文におつきあいくださいまして、
ありがとうございました!
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