自分の描いたF1マンガが載った本を買いに
深夜 コンビニへ自転車を飛ばす。
コンビニ3軒目 ローソンにあった。
『HONDAを疾らせた男たち』530円(くらいだったかな?)
F1ドライバーについて描かれたコミックが満載してある単行本サイズの本だ。
とりあえず手に取って立ち読みしてみる。
おうおう、いろんな漫画家さんたちが描いてるじゃあないか。
その中に僕が描いたゲルハルト・ベルガーの漫画があった。
読んでみる。
ついでに雑誌コーナーにあったヤングキングも手に取って立ち読みしてみる。
うわ…すげぇ漫画が載ってるな。
『サンケンロック』だと?
漫画にうとい俺は、そんなタイトル知りもしない。
だが絵がすごい。
自分の漫画が情けなくなった。
急激に、『HONDAを疾らせた男たち』を買って帰るのがバカバカしくなった。
ちょっと高いしね。
自分の箇所は立ち読みしたし…どうせ編集部から送ってくれるだろうし…
買うのやめましたよ。
代わりにヤングキング300円を持ってレジへ向かった。
この瞬間に『HONDAを疾らせた男たち』は『ヤングキング』
に負けたんだ。
こうやって雑誌の売り上げって決まっていくんだな。
もっと読者の心を動かすことに重点を置いて漫画を描かなければならないという事が、今さらながら理解したよ。
そうれはいいとして、なんか…カルチャーショック。
もう俺の絵じゃあダメなんだ。
いや、昔ながらの絵の漫画もたくさんあります。
でもショックだな。
あの漫画『サンケンロック』と比べたら雲泥の差だ。
キャラ、構図、背景、どれをとっても比較にならない。
ちょっと心を入れかえて絵を描かなきゃダメだと思った。
うん。
530円出して過去の作品が載った本を買いに時間を費やしてる場合じゃなかった。
とりあえず、今描いてるZUBA!の作品から、根本的にやりなおそう。
たましいを入れかえる気持ちで。
自分の絵を疑うこと。
常に自分を疑うこと。
常に「この絵でいいのか?この構図でいいのか?」と自分に問いかけること。
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