さいきんの流星光
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怖い夢の話…

僕は、いきなりある場所にいた。
そこはアシスタントとか細かい漫画の仕事だけをして食いつないでいるようなムサい男たちが共同生活しているような場所だった。
小さな村の分校のような場所を想像してもらえればいいと思う。

その中に、机がビッシリと並べられ、
別の少し広い部屋には布団が敷き詰められているのが見える。

ある者は、机についてヘッドフォンステレオを聴きながら漫画作業に没頭し、
ある者は、布団で寝たり、起きてを磨いたりしている。

どうやら一人ひとりが独立した漫画家…あるいは漫画アシスタントで、
個人個人のつながりは無いようだった。
あったとしても長くいるからか顔馴染みになったというくらい。
作業時間・睡眠時間はそれぞれ自由にとってよく、みんな全体的に疲れ切った表情をしている。

やらされているのは、何かの広告のような漫画
それぞれの「作家」たちが、
ネーム→下描き→ペン入れ→仕上げという一連の作業を黙々と進める。
ページ5,000以下という安い原稿料で原稿完成まで軟禁状態にされて雇われている。
そんな場所だった。

作業中は、原稿が上がるまで誰にも連絡できず、まるで刑務所にいるような錯覚に陥ったのだった。

そんな中、自分はなぜか携帯電話を探している。
失くしたようなのだ。
ある元締めのような人が何かの作業をしている部屋へ入って行くと
「携帯電話があったぞ」
と言われる。

携帯電話は、なぜかビショ濡れ
かろうじて電源は入るが…
妻の電話番号はおろか、誰の番号もわからない状態である。

目が覚めた。



【感想】
う~む…なんだか…メチャクチャ怖い夢だった!
今までで一番怖い夢…。
考えさせられたよ。

そもそも夢の役割って、そういう事があるんじゃないだろうか。
大舞台の前の日、失敗する夢をみて飛び起きるなんて話はよく聞く。
つまり、
「失敗したら大変な事になる」
という事を自分自身に再確認させて気合を入れ直すというか…。

「こういう事になるかも知れないから頑張らなきゃダメだよ」
と自分が自分に言い聞かせているといいますか…

う~む…ホントそう思いましたよ。
ピンからキリまでの漫画業界で、
いつまでも底辺にいるのは大変危険です。
そう思いました。

使い捨てられるのがオチ。
もっと貪欲に地位向上を望まなくてはいけないと思いました。



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