関西学生リーグ第１節 立命ｖｓ同志社戦 勝つには勝ったけど

　家を出たあたりから大雨が振り出す中、西京極球技場へ向かう。途中雨が止み始め、試合開始時点では、ほぼ降り止んでいた。はじめは屋根のあるメインスタンド同志社側での観戦も考えたのだが、結局立命側で見ることにした。
　同志社レシーブで試合が始まる。最初のシリーズで同志社にＦＧのチャンスが訪れるも、立命のカットにあい、無得点。立命は池野から前田へのロングパスが決まり、いきなりＴＤを奪う。このＴＤ、相手のＤＢのマークをはずして完全にフリーになったところにパスが決まっての得点となった。この試合、＃１１前田の活躍は目を見張るものがありました。スピードだけでなく、セカンドエフォートでも同志社のデフェンスをかわしてロングゲインする場面が見られた。今シーズンは、エースとして成長していく、そんな予感すらありました。その他でも、ＷＲ大滝、ＴＥ阿南のパスキャッチもあり、ＲＢ佃はもちろん、ＲＢ国枝のランも出ていました。前半は、１インターセプトを食らった以外は、ショットパスをつないで、すべてのシリーズで得点を重ねていました。パスプロもちゃんと持っていたし、かなり良かったんではないでしょうか。
　デイフェンスは前半何とか無得点に、ただ時折ＲＢ永富やＱＢ村上にロングゲインを許す場面が何度ありました。特に永富をフェイクに使ったＱＢのキーププレーがゲインされてました。なんかちょっと違うなあと思いながら後半へ突入することに。
　後半は、渋井が登場、左右に動きながらパスを決め、最後は佃のランでＴＤ。このまま圧勝かと思われたが、そうは問屋がおろさない展開になってしまった。次のシリーズで同志社がロングパスでＴＤを獲得、嵐の幕開けとなる。確かにこのころからしばらく雨が降り始めた。澤和ＦＧ失敗のあと、今度は同志社ＲＢ永富にオープンから中央に切り込まれて独走ＴＤを許すと後は双方点取り合戦となる。普通に見てる方には退屈しなくていいのだが、パンサーズファンの立場から見ると複雑な気分になってしまいました。この後、永富には同じようなプレーから２本も独走ＴＤを決められてしまった。今までここ１０年ほどアメフトを見続けてきたけど、これほどデフェンスが機能しなかった試合を見たことがなかった。後半メンバーを変えてきたとはいえ、ちょっとヤバさＭＡＸという感じですね。結局双方点を取り合って４５－２７で試合終了。後半だけ見ると２２－２７で負けです。最後のシリーズはあと少しだったので意地でもとってほしかったような気もしました。
　後半もオフェンスは頑張っていたと思います。相変わらずＷＲ前田はナイスキャッチをしていましたし、ＲＢで山城、中西といったところもよく走っていました。
　デフェンスは後半は全然、最後のシリーズで主力が出るときれいに止めてましたが、それ以外はどうも。いくら永富がすごいといっても、サービスしすぎですわ。
　今年のデフェンスはどうもおとなしめの印象。毎年の荒々しさを感じなかったです。もともとデフェンスでゲームを作っていくチーム。立て直しが必要な気がします。（外野がいくら言っても選手が一番悔しいでしょうが。）考えようによっては今のうちに課題が出たということはいいことかもしれない。今年は去年のような木下、長谷川、紀平といった存在がいない。こういう浮き足立ったときつらいかもしれないですね。
　次は、９月１８日長居球技場にて近畿大学との一戦。（今節では関学も苦戦したようです。）この試合の悪夢を振り払うような試合を期待したい。
　でも、僕の期待の前田、渋井が頑張ってくれたのでまあよかったです。永富の活躍も見れたし。
　次の試合、京大ＶＳ神大戦を見ずに帰った。インターネットで見るとなんと神大の逆転勝利とのこと。しまったと思うことしきり。今年は結構荒れるような予感がします。立命、関学もうかうかしていると足元をすくわれそうな感じです。
　
　
新聞記事
日刊スポーツ
http://osaka.nikkansports.com/osp/p-ot-tp4-050905-0024.html
スポーツニッポン
http://www.sponichi.co.jp/osaka/spor/200509/05/spor185004.html