天下一品 東向店

　ちょっと前の話だけれど、書く機会がなかったので今頃記す。
　11月のはじめごろ正倉院展に行った帰り、猿沢池のある三条通から東向通に入ってすぐのところに、天下一品のお店があったので、うちの奥さんとともに入ってみました。奈良に行ってまでなんで天一と言う声はあろうかと思いますが、そこはそれやはり愛好家だからとしか答えられない様な気持ちではあります。
　まず入ってみてびっくり、ラーメンのカウンターと階段下に4人がけのテーブルが一つ、と小さい店内の奥にパーテーションで区切られた奥に、不動産屋と占いコーナーがある。どうやら一つの店舗を３つに区切って、それぞれが独立しているらしい。実際ラーメンを食べていたら占いをしてもらう様子の女子高生が後ろを横切って行った。（たぶん、普通女子高生が不動産屋に行くことはないと思うので）
　ラーメン自体は、いかにも天一らしいこってりとしたスープである。京都の天一を髣髴とさせるものであった。ラーメンライスの定番を食べているとふと奇妙なメニューが目に入った。
　スープライス？？？なんじゃそりゃ。雑炊？？？
　写真をみると、どうやら明太子がご飯の上に載っていて、ラーメンを食べた後のスープをかけて食べるらしい。（ちょっとスープが多いようだ。）私自身、天一のラーメンを食べるときはご飯がつき物ではあるのだけど、スープをかけようとは思わなかったなあ。学生さんとかはいいかもしれない。おじさんの私にはちょっとという感じではあります。
　実際に食べている人は見なかったなあ。ちょっとどんな風に食べているのか興味津々ではあるのですが・・・。
　しかしこのお店、ラーメンの味もそれなりに良かったけど、不思議な雰囲気でちょっと面白かった。ただお店の前に不動産情報とかも貼ってあるので、一見ラーメン屋には見えないような気もしますが、それもご愛嬌といったところでしょうか。
　奈良の天下一品には初めてだったんですが、探せばいろいろあるようで、これから探索してみたいと思います。