肥宝館 -貧すれば丼する-

【埼玉 春日部】 麺処 むら井「特製ラーメン(1100円)」

春日部市民文化会館門前の佳店

東武線・春日部駅の東口から歩いて10分ほど。かすかべ大通りと陸橋通りの交差地点そば、春日部市民文化会館の門前で2017年12月から営業する「麺処むら井」へ。ご主人の村井敦氏は、修業元こそ明らかにしていないが、幸手「麺屋 葵」など県内の評判店と縁があるようで、開店当初からラーメンファンの注目を集めてきた。

そして、ご主人は浦和レッズ推し。カウンターとテーブル、小上がりが混在する店内には、かつてレッズに所属した森脇良太選手の色紙を始め、写真パネルやユニフォームが展示されている。麺メニューは、あっさり清湯の「和風出汁ラーメン」と、こってり豚骨醤油に煮干出汁を重ねたオリジナル「家系煮干ラーメン」が主軸だ。

ほか、手揉み中華そば、油そば、家系煮干つけ麺、和風昆布水つけ麺などをラインナップ。チャーシュー丼や追い飯などの飯モノも用意している。実は目当ては『サヴァ全開』とPOPのある「サヴァつけ麺」だったのだが、現在は休止中との事。今回は和風出汁の「ラーメン」を特製(1100円)でオーダーすることに。

スープは鶏や豚の動物系食材と、煮干や鯖節・宗田節などの魚介、椎茸などの乾物を炊いた和風出汁に、円みのある醤油のカエシを重ねている。様々な食材の旨みが和を成しており旨い。合わせる麺は地元・川上製麺所製だろうか。この中細ストレート麺が、日本蕎麦のような歯切れの良さで、コシもありスープとの相性も抜群なのだ。

チャーシューはトロトロの豚バラ肉、厚切りでしっとりした低温調理の鶏胸肉、しっかり味の付いた豚ロースの3種でいずれも絶品。ほか、黄身がトロっとした味玉、海苔、ネギ、ホウレン草、メンマ、ナルトが乗る。最後は丼底の柚子片でサッパリと完食した。スープ、メン、上モノと3拍子揃った旨い一杯。お近くに行く際はぜひ一度。

<店舗データ>

【店名】 麺処 むら井
【住所】 埼玉県春日部市粕壁東2-9-23
【最寄】 東武線「春日部駅」東口徒歩10分

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