王道家系列出身店主が新三郷に咲かせた家系
駅前にIKEA、ららポートが立ち並ぶJR新三郷駅の西口から歩いて4分ほど。新三郷駅前通り沿い、桜小学校前に2021年4月30日(金)にオープンした「ラーメン桜道」へ。ご主人は王道家系列店の野田「王道(現在は神道家)」の店長を経て独立。家系の名門出身とあって期待は高く、またラーメン屋の少ない新三郷では重宝する存在だ。
店内はカウンター11席と最大6人がけのテーブルが3セット。麺メニューは豚骨醤油の「ラーメン」を主軸に、塩ラーメン、つけ麺も提供。チャーシューや味玉、ネギ、ホウレン草、海苔、キャベツといった家系ではお馴染みのトッピングに加え、岩海苔、背脂、玉ネギ、キクラゲ、コーン、キムチといった具材も追加可能だ。
また飯モノにはライス、ネギ丼、チャーシューまぶし、タマゴまぶし等をラインナップしている。2021年6月21日から暫くはラーメン1杯500円というキャンペーン中ではあったが、かなり空腹だったので、今回は「チャーシューメン 5枚(850円)」に味玉を乗せ、麺の固さ・味の濃さ・油の量は全て「普通」で注文。もちろんライスも忘れずに。
スープは少しトロみのある濃厚な豚骨白湯をベースに、醤油のカエシをしっかり効かせたもの。味の濃さは「普通」でオーダーしたが、かなり醤油も塩気も強めなのはブレかデフォルトか。少し喉が渇くチューニングだ。そこに太陽食品の平打ち気味の中太麺を合わせている。モチモチした食感でスープとの相性は良い。
チャーシューは豚ロース肉が5枚。王道家の強めにスモークされたものとは別物ではあるが、醤油ダレがしっかり効いていて味も良く、大判なので食べ応えも十分だ。ほか、黄身はネットリ白身は柔らかな味玉、たっぷりのホウレン草、厚みある海苔がトッピングされる。肉も海苔も味玉もスープに浸してライスオン。至福の時間である。
更に、卓上には王道家でお馴染みの、刻んだニンニクを醤油や胡麻油で味付けした「無限にんにく」が鎮座。相棒・マヨネーズのボトルもあるので、これを飯上で合わせてスープを少し回しかければ乱舞の時間の始まりだ。ラーメンは王道家とは少し違うチューニングだが、DNAは確かに感じる一杯だった。またひとつ良い店が出来た。
<店舗データ>
【店名】 ラーメン桜道
【住所】 埼玉県三郷市采女1-240-2
【最寄】 JRN武蔵野線「新三郷駅」西口徒歩4分