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【長野 茅野】 麺屋 蔵人 茅野本店「蔵人焼き味噌らーめん(950円)」

鉄鍋で焼いた味噌が旨い「麺屋 蔵人」

JR中央本線・茅野駅から東に歩いて40分ほど。茅野市運動公園、諏訪中央病院の脇を抜けた先。神之原南交差点そばにある「麺屋 蔵人 茅野本店」へ。こちらは鉄鍋で一人前ずつ味噌を焼いて作る「焼き味噌ラーメン」で知られる人気店だ。ここ茅野本店のほか、松本和田に直営の支店を。また岡谷に暖簾分け店がある。

本店の建物はかつて、味噌や醤油の原料となる豆の貯蔵蔵だったそうで雰囲気満点。行列時は軒先の名簿に名前と人数を記帳して待つ。店内はカウンター14席とテーブル7席の計21席。麺メニューは「焼き味噌らーめん」を主軸に、焼き味噌レッド、焼き白味噌、黒コク味噌、海老味噌、味噌とんこつ、焼き醤油など多種多様である。

また1日限定20食の「塩らーめん白湖」「葱味噌らーめん」、期間限定の「温玉つけ麺太っ腹」「スタミナにんにくらーめん」、ご当地メニューとして諏訪・タケヤ味噌を使った「タケヤ信州味噌らーめん」、信州麺友会が復刻した「王様中華そば」もラインナップ。残りスープにライスや溶き卵などを投入し雑炊でシメる事も可能だ。

ほか、餃子や豚飯、杏仁豆腐といったサイドメニューも用意している。今回はメニューに『お奨め品』とある「蔵人 焼き味噌らーめん(950円)」をオーダーすることに。待つこと10分ほどで、木枠の真ん中に底面が平たい鉄鍋が鎮座する形で到着した。アツアツで白胡麻の浮かんだスープは、鶏ガラや香味野菜がベースだろうか。

思いのほかサッパリした飲み口だが、先述の通り鉄鍋で味噌ダレを焼いているので、その香ばしさとコクが加わり旨味は十分。タレには7種類の赤味噌をブレンドして使っているそうで甘味も塩味も丁度よし。唐辛子も少量入っているのが見えるが、実際には辛味はほとんど感じない。足したい場合は卓上の七味を使うべし。

合わせる麺はコシのある多加水の太麺。最初はゴワっとした食感だが、熱が入るとモチモチに。スープとの相性も抜群だ。そして麺の下からは豚肩ロース肉のチャーシューが1枚。大判で柔らかく仕上がっている。ほか、香りが立つように割かれた京都知七の九条ねぎ、甘めの極太メンマ、茹でモヤシがトッピングされる。

見た目はコッテリ風だが、実際には結構サッパリしているので、あっという間に完食してしまった。もしコッテリした味が好みなら「味噌とんこつ」あたりを頼むのがよいのだろう。また、冬季限定で「味噌チーズとんこつ」「酒粕焼き味噌らーめん」といった気になるメニューもあるので、次は寒い時期に来てみよう。

<店舗データ>

【店名】 麺屋 蔵人(くろうど)茅野本店
【住所】 長野県茅野市玉川4147-1
【最寄】 JR中央本線「茅野駅」東口徒歩40分(2.9km)

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