肥宝館 -貧すれば丼する-

★移転★ 【綾瀬】 一駅族「担担麺(500円)」

ミシュラン店出身シェフによる格安町中華

綾瀬駅東口を出て、常磐緩行線の高架沿いを亀有方面に歩いて5分ほど。東京未来大学を越えた先、都営西亀有二丁目団地前にある中華料理店「一駅族」へ。界隈では安くて旨い中華調理店として知られるが、実はこちらのシェフは赤坂のミシュラン店で中華料理担当の経歴を持っているそう。こりゃ隠れた名店といったところか。

店内はテーブルと小上がりで30席ほど。夜は6~800円で、麻婆豆腐やニラレバ、エビチリ、回鍋肉、青椒肉絲、酢豚など11種類の「夕飯定食」を提供。また、冷菜から炒め物、蒸し物、炒飯、麺類、デザートまで単品で注文でき、お酒もビール、焼酎、ワイン、ウイスキーと様々だ。なお、昼はお得なワンコインランチも用意している。

見たところ、麺類は「担担麺」「冷やし担担つけ麺」「塩焼きそば」ぐらいか。夕飯定食の11種には麺類のセットがないので、今夜は単品で攻めよう。メニューを見ると、小龍包や春巻き、チャーハン、サラダ、棒棒鶏など大抵の料理が1皿500円前後とリーズナブルだ。注文したハイボール(380円)もジョッキが大きくて嬉しい。

まずは薄く切った豚バラ肉に特製ダレを絡めた「云白肉(500円)」を。云白肉は四川料理の定番の前菜で、甘めの醤油ダレと刻みニンニクが絶妙に絡み合い旨い。続いてオーダーしたのは「三鮮水餃子(380円)」。餡に肉、魚介、ニラの3つの具材使った餃子である。魚介の風味が強く独特の味付けだが、皮がモチモチで食感も良い。

さて、最後はお待ちかねの「担担麺(500円)」だ。着丼と同時に胡麻がフワッと香り食欲をそそる。スープは粘度の低いサラサラ系。鶏ガラベースだろうか、結構と辣油の辛味がピリっと効いているが、芝麻醤の甘みもあり旨い。麺は柔らか目に茹で上げられた中細麺で、値段相応の無難さながら、スープとの相性は良い。

ほか肉味噌、ネギ、青梗菜は根元近くの部分を中心に使われている。これで1杯500円なら上等だ。よだれ鶏、チャーハン、酢豚など、まだまだオーダーしたい料理はあったが、今夜はこの辺で。そうだ、次回訪問した際は、壁に貼られていたメニュー「冷やし担担つけ麺 半チャーハン付き(800円)」をオーダーしてみよう。

<店舗データ>

【店名】 一駅族
【住所】 東京都葛飾区西亀有2-5-1
【最寄】 東京メトロ千代田線「綾瀬駅」徒歩5分

★2023年7月末をもって閉店。綾瀬駅そばに移転
★新住所は東京都足立区綾瀬2-23-3

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