住宅街の真ん中で頂く、シジミが主役の絶品ラーメン
東京・荒川区でシジミを使った絶品ラーメンを提供している「らーめんタンポポ」。お店は下町風情溢れる住宅街のど真ん中。京成本線、日暮里舎人ライナー、都電荒川線の3路線に囲まれた三角地帯の中心で、ひっそりと営業している。
若いご主人は島根県の出身だそう。メニューは宍道湖のシジミを使用した「タンポポらーめん2」と、鶏を使用した濃厚な「とりまみれらーめん」の2本柱。特にタンポポラーメンは、2013年の創業当時から改良を加えられた逸品だ。
スープはシジミが存在感をしっかり主張しているのに、鶏出汁とのバランスが良いからか、貝類の臭みは全く感じない。ご主人は相当、研究を重ねられたご様子。スープの温度が下がると、いっそう旨味が強くなり、最後まで美味しい。
薄切りのバラチャーシューと味玉は、しっかりした味付けで良いアクセントになっている。三つ葉や、白髪ネギ、その下に隠れている岩のりも適材適所といった感じ。非常に完成度の高い一杯に仕上がっている。
なお、2杯ずつの調理となるため、タイミングが悪いと30分ほど待つこともある。そういう時は棚に並んだ漫画を読んで待つのが良い。タイトルも豊富で、人気漫画『キングダム』も置いてある。ぜひ時間と心に余裕を持って食べて頂きたい。
<店舗データ>
【店名】 らーめんタンポポ
【住所】 東京都荒川区荒川6-53-11
【最寄】 都電荒川線「町屋二丁目駅」徒歩4分
