埼玉県庁そば。高コスパの町中華
JR浦和駅から中山道を埼玉県庁に向かって徒歩6分ほど。浦和会館の向かいにある「甲州屋」へ。こちらは昭和22年創業の老舗の町中華である。ラーメンもチャーハンも1杯480円で餃子は350円。どのメニューもリーズナブルだが、使う食材は厳選されていて味は良く、庶民の心強い味方として浦和で長年愛されている。
麺メニューはラーメンの他、ワンタンメン、チャンポン、ヤキソバ、マーボー麺、ジャージャー麺、担々麺、冷やし中華、つけ麺と様々。POPに「若旦那の一押し」とある、天海の塩を使った「塩ラーメン(610円)」も人気という。一方、マーボー豆腐やレバニラ、野菜炒めなど定食も充実。悩んだ末「ワンタンメン(610円)」をオーダーした。
スープは大山鶏の鶏ガラや豚ゲンコツを10時間以上煮込んだ本格派。鶏ガラとゲンコツの出汁がしっかり出ていて、乾物系の旨味も重なり良い味である。そのアッサリしたスープの中で、塩気の効いたメンマがよいアクセントになっている。ホロホロのチャーシューも、上品な味付けのワンタンも申し分無し。
麺は中細でしなやかな食感。麺量が多い上、刻みネギも海苔もしっかりした物で、これが610円とは驚きである。どうりで昼下がりにも客が絶えないわけだ。なお2階席では宴会も可能で、軒先には「6～15名様 飲み放題込み3500円」の看板も。前菜、点心、炒め物、麺飯類など料理6品でこの値段は魅力的。次は夜に来てみよう。
<店舗データ>
【店名】 甲州屋
【住所】 埼玉県さいたま市浦和区高砂3-2-11
【最寄】 JR東北本線「浦和駅」西口徒歩6分
