肥宝館 -貧すれば丼する-

【新御徒町】 中華そば 新「特製らーめん(980円)」

新御徒町の新店は実直な一杯が魅力

つくばエクスプレスと都営大江戸線の「新御徒町駅」A4出口そば、春日通り沿いに2019年5月にオープンした「中華そば 新」へ。ご主人は浅草の人気店「与ろゐ屋」と、同じく浅草「富士らーめん」での修業を経て独立。その経歴に加え、浅草開化楼の不死鳥カラス氏が麺を手がけているとあって、オープン早々、話題店となっている。

店内はカウンターのみ10席程度。メニューは醤油清湯の「らーめん」、「辛味噌らーめん」「つけ麺」の3種で、味玉、チャーシュー、メンマ、海苔、刻みネギをトッピング可能だ。また、つまみ盛り合わせや餃子もあり軽くひっかけることも出来る。今回は「らーめん」を、トッピング全部入りにあたる「特製」でオーダーした。

スープは鶏ガラ、豚骨をベースにカタクチ、サバ節、鰹節、昆布、野菜などをじっくり煮込んだもの。魚介の風味がフワっと鼻に抜け、一方で鶏と豚のコクもしっかりと感じる旨い清湯だ。そこにカラス氏の手がけた細縮れ麺が泳ぐ。やや固めの茹で上がりで食感がよく、スープをしっかりと拾い上げてくれる逸品だ。

厚めにカットされた豚肩ロースのチャーシューは、バーナーで炙ってからの提供。余計な味付けはなく、肉質の良さと旨味のみで勝負する潔さ。柔らかな極太メンマ、黄身も白身もトロトロの味玉ともに秀作。柚子の香りがやや強過ぎるように感じたが、素材にこだわり手間を惜しまず作られた旨い一杯だった。次回は「つけ麺」も啜りたい。

<店舗データ>

【店名】 中華そば 新(しん)
【住所】 東京都台東区小島2-18-14
【最寄】 都営大江戸線「新御徒町駅」徒歩1分

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