肥宝館 -貧すれば丼する-

【曳舟】 向嶋 だるま「白正油らーめん(500円)+半熟玉子(100円)+茹で餃子(400円)」

優しき元格闘家が作る絶品ラーメン

東武スカイツリー線・曳舟駅から徒歩10分ほど。国道6号線と桜橋通りが交わる向島三丁目交差点そばにある「向嶋 だるま」へ。タオル鉢巻きの似合うご主人は、かつて「米田力丈」のリングネームでプロボクサーとして活躍した元格闘家だ。引退後に「ハッスルラーメンホンマ」で修業し、2012年10月に「だるま」を創業した。

いたる所にダルマが飾られた店内はカウンターとテーブル席が混在。一杯ひっかけご機嫌な常連客の姿も見られる。ラーメンは正油、白正油、塩、味噌、魚介と様々ラインナップしているほか、魚介つけ麺、カレーつけ麺、まぜそばも提供している。また、計300gのチャーシューが乗った「肉盛りラーメン(1500円)」なんてPOPも。

一方で、ツマミも酒も良心的な価格で用意されている。冷奴、枝豆、もずく、モヤシ、キムチ、ワンタンなどは1皿100円。塩辛や海苔チーズが200円、馬刺し、ネギチャーシューは300円。そしてハイボールやサワーも一杯300円と、一人呑みにはもってこいだ。まずは「茹で餃子(5個400円)」と角ハイボールを注文することに。

まず到着したのは「茹で餃子」だ。ご主人から「餡に味がついているので、そのままで」との説明が。これがまた、ジューシーで旨味たっぷり。焼き餃子よりアッサリなので、どんどん食べられる恐ろしい逸品だ。そしてシメの麺は「白正油らーめん(500円)」に「半熟玉子(100円)」をトッピングしてオーダーすることに。

澄んだスープは鶏ガラと鰹節がベースだろうか。白醤油のカエシは素材の味を消すことなく、出汁の旨味を活かすスッキリとした飲み口に仕上がっている。その繊細なスープに泳ぐ麺は、菅野製麺の全粒粉入り中細麺だ。全粒粉入りだが加水率は低すぎず、香りとコシを楽しめる。小麦は日清製粉の「傾奇者」を使っているようだ。

トッピングのチャーシュー、味玉も繊細なスープを邪魔せぬ味付けで旨い。鰹節がそのまま入っているのも、よいアクセントに。あっという間に完食してしまった。恵比須顔のご主人の丁寧な接客も印象的だ。これはまた良い店を見つけてしまった。次回は「正油らーめん」にチャーシューをトッピングして啜ってみたい。

<店舗データ>

【店名】 向嶋 だるま
【住所】 東京都墨田区向島4-1-11
【最寄】 東武スカイツリー線「曳舟駅」徒歩10分

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