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肥宝館 -貧すれば丼する-

【埼玉 大宮】 大宮 生田庵「もり中華(950円)」

最近話題の「ちゃん系」を大宮で

2020年頃から、都内を中心に増殖している「ちゃん系ラーメン」。神田と川口の「ちえちゃん」、新宿と池袋の「ひろちゃん」、田町「えっちゃん」と、みな一様に「○○ちゃん」の屋号を掲げ、いずれも昔ながらのアッサリ醤油ラーメンを現代風にアレンジした、いわゆる『ネオノスタルジック』な一杯を提供している。

どの店舗も看板には「中華そば/もり中華」とあり、『ちえちゃん』なら丸の中に「江」といった具合に、象徴となる一文字を掲げるのがお約束である。煮干系の人気店「ラーメン凪」系列店の跡地に相次いで出店した事から、ラーメンファンの間では、ちゃん系=凪資本という見方が一般的だ。しかし、凪は関係を否定。謎を呼んでいる。

今回訪れた「大宮 生田庵」も、屋号にこそ「ちゃん」は無いが、ビジュアルとメニューは完全にソレ。しかも、凪の代表は生田悟志氏。いよいよ内角ギリギリを攻めてきた。お店は南銀座通りの中ほどに2020年12月19日にオープンした。ご他聞に漏れず、ココも「NIBOSHI TSUKEMEN 凪」「豚王」「豚パンチ」と凪系列店が続いた場所だ。

店内はカウンター14席と4人がけテーブル1卓の計18席。赤看板の多い「ちゃん系」では珍しく、白い看板と暖簾が目印だ。麺メニューは「中華そば」「もり中華」の2軸で、チャーシューや辛味をはじめ、生卵、茹で卵、ネギ、メンマ、海苔を追加トッピングできる。サイドメニューには肉飯も。今回は「もり中華(950円)」を注文することに。

器に並並と注がれたつけ汁は、鶏・豚と煮干ベースだろうか。サラサラした飲み口で、油多目の塩味しっかり。一方で出汁感はさほど強くない。合わせる麺は自家製という中細の平打ち麺。多加水でツルっとした食感で、この組み合わせ、嫌いじゃない。チャーシューは醤油ダレが染みていてホロホロ。これなら飯にも合いそうだ。

茹で卵は半玉はそのまま、半玉はスライスされて盛り付け。つけ汁の塩味と化調が強めなので、茹で卵で丁度良い感じ。ほか、メンマ、ネギ、テボで茹でたモヤシとキャベツが入る。卓上には刻みニンニクと胡椒もあるが、もり中華には一味とお酢が合う。麺量が結構あり満腹。妙な中毒性のある一杯、話のタネにどうぞ。

<店舗データ>

【店名】 大宮 生田庵(いくたあん)
【住所】 埼玉県さいたま市大宮区仲町1-24
【最寄】 JR東北本線ほか「大宮駅」東口徒歩5分

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