再開発中の北綾瀬に「ほりうち」インスパイア降臨
東京メトロ千代田線の「北綾瀬駅」が変わろうとしている。綾瀬と北綾瀬の間は現在、3両編成の列車がピストン運行する支線扱いなのだが、2018年度をメドに10両編成の列車を直通運転させようというのだ。北綾瀬駅は改良工事のまっただ中。住宅需要も増えるだろう。徐々に駅前の雰囲気も変わりつつある。


2017年2月には、この地で20年以上営業していた「かえで寿司」がラーメン屋に業態変更。「東京らーめん谷中」として再スタートを切った。遠目に見ると赤い看板と地名が入った店名。昨今流行の家系チェーンかと早合点していたが、軒先の写真入りの看板を見れば、丼相が明らかに「満来・ほりうち」系ではないか!小躍り。
豚ゲンコツと鶏をじっくり炊き上げたという清湯に、質の良い鶏油。醤油のカエシは控えめで、出汁の旨さをじんわりと感じることが出来るスープだ。平打ち気味の多加水麺も、青菜も、肉厚だが柔らかいチャーシューも「ほりうち」インスパイア全開。それでいて、メンマの味付けやスープのチューンナップはオリジナル。これはお見事。


このほか、満来・ほりうち系の名物「納豆ラーメン(780円)」や、唐辛子と酢の効いたつけ汁であっさり頂く「ざるラーメン(730円)」、ハイレベルな「ワンタンめん(830円)」と、食べ飽きぬメニュー構成。シンプルなラーメンは630円からというのもありがたい。これは通ってしまいそうだ。
<店舗データ>
【店名】 東京らーめん谷中(やなか)
【住所】 東京都足立区谷中2-7-12
【最寄】 東京メトロ千代田線「北綾瀬駅」徒歩2分
★2017年秋、惜しまれつつ閉店。
★跡地には「北海道らーめん さつほろ」が入居。