家系の雄・王道家のジェネリック的な一杯
JR常磐線・柏駅の東口からハウディモール=柏駅前通り商店街をまっすぐ歩いて5分ほど。旧水戸街道を渡った先に2023年12月1日にオープンした「家系ラーメン 王道乃印 柏店」へ。コチラは東葛が拠点の家系の名門・王道家の系列だ。同じく王道家系列のラーショインスパイア「柏 ネギラーメン」の跡地に業態変更の形で入居した。
店内は手前にL字カウンター9席、奥には4人がけテーブル2卓の計17席。麺メニューだが、現状は豚骨醤油の「ラーメン」一択で、チャーシュー、味玉、のり、ほうれん草、キクラゲ、わかめ、薬味ネギ、タマネギを追加トッピング可能である。また券売機ではまだ準備中となっているが「つけ麺」もいずれ提供を始める模様だ。
そしてライスは終日無料でお代わり自由。コマチャー、くずしたまご、そして王道家では無料の「無限にんにく」も有料オプションとなっている。まあ王道家ではライス自体が有料なので、結果お得な感じか。今回はチャーシュー3枚と海苔、味玉が乗る「王道乃印ラーメン(1100円)」と、ライス用に「無限にんにく(50円)」も注文。
なお麺の固さ、味の濃さ、油の量を選べるが全て「ふつうめ」でお願いした。着丼までは6分ほど。獣臭の残るスープは王道家に比べるとライトな豚骨醤油。サラリとした飲み口で粘度は高くない。一方で醤油のカエシは強めに効いており塩味もしっかり。というか、かなり醤油先行。年齢のせいか少々食べつかれる感じの塩辛さ。
合わせる麺は王道家謹製の中太ストレート。少し低加水なのかスープをよく吸っていて、しなやかで旨い。そしてチャーシューは燻製された肩ロース肉が3枚。肉の旨味、サイズ感とも申し分なし。これが標準装備というのが王道家系列の強みだ。ほか黄身がトロリとした味玉、大判の海苔が7枚、ホウレン草がトッピングされる。
卓上には刻み生姜、行者にんにく、おろし生姜、豆板醤、酢、ラーメンタレ、マヨネーズ、胡椒があるのでお好みで。私はライスに無限にんにくとマヨネーズを乗せ、スープひたひたの海苔で巻いて食べるのが好きだ。40代には塩味が強すぎたが、柏駅西側にある王道家の行列に比べれば手軽に楽しめるジェネリック。悪くない。
<店舗データ>
【店名】 家系ラーメン 王道乃印 柏店
【住所】 千葉県柏市柏3-6-16
【最寄】 JR常磐線「柏駅」東口徒歩5分