神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

RED SPIRIT/Humphrey Hawksley

2005年08月26日 | 翻訳・英語
 以前に紀伊国屋の洋書セールで420円で購入していたもの。この値段ほどの値打ちはありましたね。ちょっと中国という素材が大がかり過ぎて、話に無理がある部分はあります。何といってもヒロインが始皇帝の墓を調査する考古学者で、しかも前の夫も恋人も謎の組織の一員で、中国で鉢合わせという、ほとんどリアリティのないストーリーですが、割り切ればまあまあ楽しめるのではないでしょうか。敵役も筋金入りの悪ですしね。
 文化大革命の記述とか、毛沢東に関する逸話は興味深いですね。それにしても中国人の名前をアルファベットで書くと、歴史的な人物はなまじ漢字で見知っているだけに誰だか分からないと気分が悪いですね。Deng Xiaopingくらいなら何とかなるのですが…。

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