私は藤原定家の和歌がけっこう好きです。中でも
「駒とめて袖うちはらふ影もなし佐野のわたりの雪の夕暮」新古今集巻第六(冬)
は、始めて和歌というものが好きになった最初の作品で、特に印象深いものです。たしか高校の授業で習ったものだと思いますが、夜寝るときにも頭の中をこの歌がぐるぐる回ってなかなか寝付けなかった記憶があります。それ以来新古今集の和歌に興味を持ち、いろいろ読むようになりました。でも、だからといって、万葉集とか古今集などが好きになるわけでもないのは、自分でも不思議ですね。単なるフィーリングの問題なのでしょう。
それにしても、定家の歌の描き出す映像世界は本当にすばらしいと思います。技巧的という批判もあるようですが、技巧もここまでくると比類なき芸術ですね。
「駒とめて袖うちはらふ影もなし佐野のわたりの雪の夕暮」新古今集巻第六(冬)
は、始めて和歌というものが好きになった最初の作品で、特に印象深いものです。たしか高校の授業で習ったものだと思いますが、夜寝るときにも頭の中をこの歌がぐるぐる回ってなかなか寝付けなかった記憶があります。それ以来新古今集の和歌に興味を持ち、いろいろ読むようになりました。でも、だからといって、万葉集とか古今集などが好きになるわけでもないのは、自分でも不思議ですね。単なるフィーリングの問題なのでしょう。
それにしても、定家の歌の描き出す映像世界は本当にすばらしいと思います。技巧的という批判もあるようですが、技巧もここまでくると比類なき芸術ですね。