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元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

ミスター・ビーン

2007年07月11日 | 映画レビュー
コメディアン、ローアン・アトキンソンの人気シリーズ
「ミスター・ビーン」が大好きです。

先日、NHK-BSで「ミスター・ビーン」の映画版が
あっていて、通算10回目ぐらい見ました。
何度見てもこんなに笑えるコメディはなかなか無いです。

サイレント映画時代の古いコメディに近いドタバタコメ
ディの現代版です。表情や、動きでの表現力が豊かで
シュールな哀愁的香りも含まれています。
ただ、ミスター・ビーンでは無口な変わり者を演じて
いますが、シン・ブルー・ラインのシリーズでは
喋り倒しのマシンガントーク・コメディです。
ローアン・アトキンソンの笑いの法則・技法を収録
したビデオでは笑いのパターンを何十種類も紹介
しているだかあり、ローアン・アトキンソンの芸の
幅は広いです。

最近、ミスター・ビーンの過去のシリーズ全話や、
「ジョニー・イングリッシュ」などを見直していま
すが、やっぱり面白いです。

今年、映画「ミスター・ビーン2」が公開される
噂もあります。撮影は全て撮り終えたようです。
公開されたら是非映画館で見てみたいです。

僕は10年以上前の、NHKで「ミスター・ビーン」
シリーズが放送されていた頃からのファンで、専門学校
の友人マツコウと頻繁に「ミスター・ビーン」の話を
していました。

最近は、ローアン・アトキンソンも
「スクビードゥー」「ラブ・アクチュアリー」
「ラットレース」など映画にも数多く出演していますが、
ビーン以外の主演は「ジョニー・イングリッシュ」ぐらい
です。

とりあえず、しばらくはミスター・ビーン漬けの日々を
送りそうです。

レストラン・ナガサキ

2007年07月11日 | 唐津の大衆食名店
唐津市千々加のレストラン・ナガサキに行ってき
ました。

ちょっと古びたレストランで、店内は、何とも
懐かしいような和洋一体型の、昔のホテルの
レストランという雰囲気でした。

昼時という事もあり、出前に大忙しだったようで、
2台の車で行ったり来たりを繰り返していました。

チャンポンと、チキンライスを注文しましたが、
「今、出前で忙しいから、チキンライスは出来ま
せん」という事で、チャンポンのみにしました。

忙しいからなのか、他の客にもカリカリした接客
でした。「ん~何にしようかな?」「お薦めは?」
「今日の日替わり定食なに?」という客に、キレ
たオーラを全面に出した接客で、端から見ている
僕がヒヤヒヤしました。

で、ちゃんぽんが出てきました。

イカや海老も入っていて、野菜のシャッキリ感も
程よいです。スープは白濁していなく、茶褐色で
薄っすら透き通った和風味でした。やや、塩と、
胡椒を強めに利かせていて、麺は柔目ですが、
結構美味しかったです。

このレストランの他のメニューも気になるので
近いうち何か食べに行ってみたいです。今度は
昼時を避けて行ってみます。

RAINBOW ROAD~様式美麺れいんぼ~への道15

2007年07月11日 | RAINBOW ROAD
約2か月ぶりのRAINBOW ROADです。

とりわけ苦労し修行や鍛錬を積んだ訳では無く
ごくごく普通の人並みの仕事をしていたに過ぎま
せんが、そういったありふれた生活を思い出しな
がら書いています。

ラーメン屋開業までの道のりです。

今から4年前、唐津市のそこそこの人気ラーメン屋
で働いていました。

唐津市最大の祭り、唐津くんちの少し前ぐらいの時期
から「唐津くんちは死ぬほど忙しいぞ」と、先輩がた
から伺っていて、唐津くんち1週間前から大量の仕込み
が始まりました。

僕は、唐津くんちの「死ぬほど忙しい」というのを
密かに楽しみにしていました。

唐津くんち宵山の日(11月2日前夜祭)は、アルバイ
トを5人を増員したメンバーでの営業でした。店の外に
もテーブルを並べ、カフェ・テラス系の席だけでも
数十人が食べられるようセッティング出来、営業スタート。

やはり、唐津くんちは通常と違います。ラーメンが100円
値上げ、ビール150円値上げと、通常より高いにも関わら
ず客入りは日ごろの10倍ぐらいと思います。1000人
近くのお客様が来店になる怒涛の営業です。

2日の宵山は、夕方4時ぐらいからが本当のピークで、閉店
の11時までノンストップで忙しかったです。厨房はいつも
より暑すぎ、厨房室温60度ぐらいだったと思います。麺の
湯きりをしながら、フラフラで倒れそうでした。麺ゆで機の
お湯が対応出来ない為、常に2つの寸胴鍋を強火で沸かし
続けていたのでたまりません。夜8時ぐらい、僕は完全に
壊れ、酔っ払った人みたいに超ハイテンションになり
クレイジーな人になっていました。
朝7時30分~夜12時30分までの休憩時間15分の
一日が終わりました。


3日は、2日の疲れを引きずり朝7時30分から準備です。
準備が整いしだい開店しました。開店してすぐぐらいから
パラパラとお客様が来店され「今日も忙しくなりそう・・」
と、僕が想像していた忙しさを遥かに超える忙しさでした。
やはり唐津くんちは3日が本番です。宵山でヒーヒー言って
いた僕には、想像を絶する過酷さでした。ラーメンを作って
いる最中にも、次々と注文が入り、一度に4杯づつ作ってい
たのでは裁けないような忙しさでした。団体客も多く、まだ
15杯以上待機注文がある中、10杯以上が追加で入り、
目が回る忙しさでした。水を飲む余裕すらなく、60度の
サウナ状態の厨房で死にそうな状態で働きました。

3日の日の営業を終えた時、体中が筋肉痛で、引っ越し屋の
バイト以来の疲労感でした。もはや、僕の体力の限界を超え
た疲れでした。

4日の唐津くんち最終日事件は起きました。朝の仕込みに
バイトが来ない。そう、2日、3日の過酷な勤務に音を
あげ、バイトが全員がストライキを起こしました。
バイト同士は友達という事もあり、皆で話し合い、無断スト
ライキを強行したようです。要するに通常営業時の3人で
乗り切らなければいけないです。2日、3日は完全な役割分担
で、バイトは注文聞き、運び担当で、僕達は皿洗い担当、
盛り付け担当、タレ準備・麺ゆで担当に分かれていました。
しかし、バイトがいない以上、運んで、ビール・おにぎり出し、
注文もやらなくてはいけなくなりました。案の定、昼時の
パニックは3日とは比にならないパニックでした。もう、忙し
いなんてレベルではなく、滅茶苦茶なバタバタさ加減でした。
しかし、4日の営業は夕方時からやや忙しさも和らぎ、夜には
落ち着きを取り戻し、店内も空席の方が多いぐらいの状況に
成りました。

この年は、唐津くんち見物や、出店回りなどする余裕もなく、
違った側面から唐津くんちの凄さを痛感しました。あの、
過酷な3日間は貴重な体験とし心に残っています。

ただ、あれだけ忙しく、店は儲かったのに、従業員へは
お茶、弁当、お好み焼きの差し入れだけとはちょっと
納得いきませんでした。