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元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

井手ちゃんぽんの挑戦状

2006年09月26日 | 唐津の大衆食名店
当店が「井手ちゃんぽん」に対してライバル的な
敵対心を持っているわけじゃないです。
反対にオープン以来好意的によく食べに行って
いる店です。

この店で食べる時は大食いの挑戦気分になって
しまいます。

僕は結構大食いの方ですが、この店の量には「食い切っ
てやる」という闘争心に似たものがフツフツと湧き上がっ
てきます。

麺大盛り、野菜大盛りにした時は、デーーーーーーンと
圧倒される量に一瞬怯んでしまいました。CoCo壱番の
1300グラムカレーを10分足らずで食って、全然
余裕だった僕が、「井手ちゃんぽん」の両大盛りには
苦戦してしまいます。

「少し腹にたまってきたなー」と思っても、まだ半分
も食べれていなく、強引に口に押し込みながら食べ
進め、スープまで完食した瞬間は「どうんなもんだー。
勝った」という独り善がりな満足感に浸れます。

店側が、「普通は食えないだろ」というのを前提
にして「残して当たり前」という量を出している
としか思えない爆裂的ボリュームです。

両大盛りは普通の店の4杯分ぐらいの量なので、
最近は麺大盛りばかり食べていました。
これでも、完食するのは簡単じゃありません。

今日は、果たしてこの店の普通の量はどれぐらい
かな?と確かめるべく、量は普通で、餃子と、
ご飯大盛りを注文しました。

ちゃんぽんが出てきましたが、普通でこれか・・・。
と思うぐらい多い。リンガーハットの2倍はありそう
です。

ただ、ビックリしたのはご飯大盛りです。

えええええええええええ!!これって、冗談!!!

漫画日本昔話で、茶碗からてんこ盛りで頭の高さぐらい
まであるご飯がよく描かれていましたが、まさにアレ
です。茶碗の上に高々と山が作られていました。

しかも、ふんわり盛ったのでは無く、しゃもじで強く押し固め
ながら高い山を形成しているので、密度も半端なく凄い
です。

「ちゃんぽんの並盛りだから(多いけど)今日は腹一杯
にならないと安心していたら、まさか、まさか、こんな
ご飯攻撃という秘策があったとは思いもしませんでした。

前半はいつもながら美味しいチャンポンを楽しみ、少し
苦しくなってきてからが、いつもの挑戦モードに突入
です。

1軒で食い倒れ出来、1000円未満で収まる店なんて
そうは無いです。

ガッツリ食べたい時には、ついつい足が向いてしまう
店ですが、両大盛りや、ご飯大盛りは、他の客は
ちゃんと食べれるのか気になります。

両大盛りと、ご飯大盛りのタッグ攻撃だたら、僕でも
完敗します。絶対ギブしてしまうと思います。


みきや楽器店でギター復活

2006年09月26日 | 音楽・楽器
僕が10年間愛用しているエピフォンの
レスポールがありますが、あちこち痛んでいて
もうガラクタ同然でしたが、愛着があり、弾き易さ
から調子が悪いながらも弾いていました。

何度か当店に食べに来て頂いた「みきや楽器店」
(唐津市の呉服町アーケード内)の社長に、いくらぐら
いで修理できるか覗いますと、とても手頃価格だったの
で今日、持ち込んで修理を依頼しました。

入店すると、綾小路きみまろの漫談CDが店内に流れてい
て少しばかり調子っ外れな気分でした。

若くて爽やかな感じのいい好青年従業員さんしかいません
でした。この従業員さんとは以前も何度か軽く雑談をした
事がありましたが、ヘヴィメタルをこよなく愛されている
方なので深く会話をしたら気が合いそうな気がします。

ギターの修理は外注かと思っていましたが、その店員さんが
工具箱を取りだし「すぐ出来ますから、待っててください」
と言われ、店内のCDを眺めながら待っていました。

店員さんの友達が来られ、その方もメタラー(ヘヴィメタル
好き)という事で、僕を紹介して頂き、軽く当店の宣伝も
させて頂きました。

店員さんがいくらメタラーでも、今の音楽市場でのヘヴィ
メタルは風前のともし火なので、ヘヴィメタル、ハードロック
系の品揃えは悪く、ここ数年の新作は入荷していない模様で
した。それどころか「洋楽は売れないから、注文受けてから
仕入れるんですよ」という事でした。

ついでに何枚かCDを入荷してもらおうと思い、入荷依頼を
お願いしましたら、店員さんの友達がインターネットで注文
をしていました。でも、僕が入荷してもらいたいCDやDVDを
いくつも挙げても、インターネット画面に商品は出ている
のに「生産中止」「廃盤」「注文不可」「×」はたまた、
所属していたレコード会社の倒産の為、移籍できず無所属
になっていたりで入手不可能CDだらけでした。

欲しいCDは発売されてすぐに買わないと、すぐにこういった
状況に陥ります。過去の名盤が聴きたくても、売れない物
をレコード会社は再販してくれません。初回製造分で終わっ
た物なんて、すぐに市場から消え去ってしまいます。

特に10万枚以下の初回製造分のみのCDなど、中古でも
そうそう出まわらないし、ネットでも高値がついています。

この現実を目の当たりして、ちょっと前に発売さらたCDと
今月発売の「ジーノ」のCDを2枚を入荷依頼しました。
そのうち買おうと思っていましたが、このハードロック
市場にそのうちは無いです。

以前「ジーノ」のCD3枚が廃盤(レコード会社の倒産)
になり、「いつか買おう」が入手不可能になった為1年間
探しまくりました。楽器屋のメンバー募集の掲示板に
「ジーノのCD全種を高値で買い取ります」と貼らせてもらい、
交渉の末、3枚のCDを18000円ぐらいで買取ました。
普通の中古だったら一桁低く買えたであろう代物ですが
1年間我武者羅に探しまくったCDは、それだけ払ってでも
欲しい気分でした。

今回の「ジーノ」は新作だけあって余裕で入荷可能でした。

そんなこんなで、2時間30分も「みきや楽器店」にいました。
1箇所の修理予定でしたが、あまりに安かったので、ついつい
気になっていた個所計3箇所全て直してていただきました。

「配線が従来とはだいぶ違っていて、失礼ながら、かなり
いい加減に作られていたので、きちんと配線し直しておき
ましたよ」と言われ、完璧に復活しました。

僕が店内にいた時も、ちらほらお客さんがいらっしゃって
いましたが、高齢者の方ばかりで、皆さん演歌のカセット
テープを買われていました。

他のCD屋にはカセットテープやVHSソフトは姿を消して
いるのに、田舎の地元密着店では今だ健在なようです。

そう言えば、今年の頭に「みきや楽器店」で、
スティーヴ・モーズ・バンドの1993年の初回限定盤
があり購入しました。初回限定盤なんて発売から1ヶ月
足らずでCD屋から姿を消す品物なのに、発売から14年
経って未開封で存在するなんて奇跡です。

この楽器屋がユニークなのは、店先で野菜も売っている
事です。野菜を買うニーズと、CDや楽器を買うニーズ
は重ならない気がしますが、これが都会のお洒落楽器
屋と違い、いい味を出しています。