Memorandums

知覚・認知心理学の研究と教育をめぐる凡庸な日々の覚書

検定力分析プログラム G*Power3

2009-08-20 | Education for 院生以上
 サンプルの大きさ,有意水準(α),検定力(検出力:1-β),効果量の4 つの間には,他の3 つが決まれば残りの1 つが決まるという関係がある(村井, 2006)。
 G*Power3は、設定した有意水準(α)、検定力(1-β)、効果量から必要なサンプルの大きさをもとめることができる(その他の組み合わせも可)ソフトウェアG Powerの最新版で、下記サイトからダウンロードできる(フリー)。Mac OS X 10.4 および Windows XP/Vista に対応する。
 使い方は、オンラインヘルプ(親切で明快:英文)を参照。
 実際には実験に先立って、先行研究や予備実験から効果量を推定し、設定したαおよび目標とする1-βから、必要なサンプルの大きさを求めることになるだろう。なお、G*Powerで出力される Total sample size は、複数の群のサンプルの大きさをあわせたもので、対応のある場合などには解釈に注意すること。
 日本語での解説も、検索で見つかるようだ。


G*Power3
Institut fur Experimentelle Psychologie/Heinrich-Heine-Universitaet Duesseldorf
http://www.psycho.uni-duesseldorf.de/abteilungen/aap/gpower3/


References
村井潤一郎. (2006). 「サンプルサイズに関する一考察」 吉田寿夫 (編) 『心理学研究法の新しいかたち』 114-141. 東京:誠信書房.

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以上、2007-09-23 掲載のものに一部加筆
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