ここのところ、予定している仕事に1日4、5時間をかけている。期限を守りながらこのペースを維持したい。ほかに試験採点やレポート評価などがあるので、このペースを超えるとoverwork になり続かない。作業を適度に切り替え、打ち切ることも大切。
Beethoven の後期ソナタは「重すぎる」と感じることもあり、しばらく遠ざかっていたが、今日はDiabelli Variationを。特に、
Variation 24: Fughetta (Andante)
Variation 31: Largo, molto espressivo
は印象深い。瞑想と叙情に独特の”軽さ”がくわわる。精神性や、まして「人間性」を議論することはかえって浅薄に思われる。知覚される音楽そのものを語るべきだろう。ある時点の音楽表現に、それまでの経験と知識が集積されることは当然なのだから。
Gilelsのソナタ選集にこの変奏曲がないのは残念だが、彼がやれば重厚さが勝っていたかもしれない。以下のAnderszewskiのものはゆったりとしたテンポと叙情性が特徴。"軽さ"も備えている。
Diabelli Variations, Beethoven op. 120, by Anderszewski(5/7)
http://jp.youtube.com/watch?v=mprOOt0sSQA
Diabelli Variations, Beethoven op. 120, by Anderszewski(6 /7)
http://jp.youtube.com/watch?v=km0BXgrQyzs
cf.
ディアベリ変奏曲-アンデルシェフスキー-ピョートル/Amazon
wikipediaもこのくらい丁寧ならば有用。
Diabelli_Variations(wikipedia)