脇田真清 (2011). サルも絵を観るか 心理学ワールド 54, 5-8. 日本心理学会
分散分析では,要因の各水準が固定されたものと考えるか(母数モデル),それとも水準をたまたま選ばれた標本と考えるか(変量モデル)を区別する。それぞれのF値の計算の例(二元配置)。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/TwoWayANOVA/TwoWay2.html
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/TwoWayANOVA/TwoWay2.html
いつも「わかりづらい」と言われる自由度の話。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/Yogoshu/77.html
t分布で母平均の検定をおこなう場合,平均値XbarにXbar=Σ Xi/nという「制約」がある。そこで,n-1が決まれば,残り1つは決まらざるを得ないという意味で,nすべてが「自由」ではなく,n-1が「自由」である。
(不偏分散の分母がn-1であることも,同様の理由による)
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/Yogoshu/129.html
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/Yogoshu/77.html
t分布で母平均の検定をおこなう場合,平均値XbarにXbar=Σ Xi/nという「制約」がある。そこで,n-1が決まれば,残り1つは決まらざるを得ないという意味で,nすべてが「自由」ではなく,n-1が「自由」である。
(不偏分散の分母がn-1であることも,同様の理由による)
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/Yogoshu/129.html
対数ぐらいは知っておいてほしいが、平均値にどれだけ時間をかけて教えるか、という問題ではある。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Univariate/geometric-mean.html
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Univariate/geometric-mean.html
初年次教育でレポートの文章表現などを具体的に指導する際、どのような点を取り上げるかが問題になる。以下は、「論文」とはなっているが、パラグラフライティング、トピックセンテンスなどは、初年次教育でも実際の指導が必要な点である。
「書く力」をつけるための指導 ―論文指導研究会報告―
西森 ほか
高等教育ジャーナル─高等教育と生涯学習─11(2003)
http://socyo.high.hokudai.ac.jp/Journal/J11PDF/No1115.pdf
「書く力」をつけるための指導 ―論文指導研究会報告―
西森 ほか
高等教育ジャーナル─高等教育と生涯学習─11(2003)
http://socyo.high.hokudai.ac.jp/Journal/J11PDF/No1115.pdf
心理学分野以外の初年次教育で一般的なものを探してみた。以下では学習スキルと社会的スキルをあげているが、後者では生活態度,自己管理などを含めている。これらの評価については、個別面談のほうがさらに効果的かもしれない。学習スキルは少し欲張り過ぎではないか。
http://www.jsce.or.jp/library/open/proc/maglist2/02504/2009/01-0075.pdf
http://www.jsce.or.jp/library/open/proc/maglist2/02504/2009/01-0075.pdf
後期の課題として、2つの平均値の差のt検定についてのレポートを提出してもらった。対応がある場合とない場合の2題。結果をみると、正しく結論まで至ったものが提出者の6割を超えた。残りのものも、ほとんどは単純な計算ミスと思われた。この点では今後指導の余地がある。
昨年まで多かったp値についての不適切な記述(不等号の向きや、有意水準について)は大幅に減った。テキストに対応させて課題を自ら解くことが効果的であるようだ。昨年は補習を行ったが、今回のような課題レポートのほうが、より広範囲の学生に効果があるように思われる。
昨年まで多かったp値についての不適切な記述(不等号の向きや、有意水準について)は大幅に減った。テキストに対応させて課題を自ら解くことが効果的であるようだ。昨年は補習を行ったが、今回のような課題レポートのほうが、より広範囲の学生に効果があるように思われる。
1年次必須の心理統計、後期5回が終了した。今回は、t分布を利用した1つの平均値の検定、区間推定など。毎回、簡単な課題を提出してもらっているが、後期分の3分の1を終えた時点で、そろそろ講義内容の理解に困難を感じている学生がいるようだ。何か、復習のための機会をつくる必要があるかもしれない。ただ、5回の講義のうち、連続して2回以上欠席している学生が2割以上いる。これでは内容の理解が困難になるのは、講義内容からみても無理はない。後期の出席率が低下するのは一般的な傾向で、他大学でも同様である。
次回は、t分布以外の確率分布を利用した検定の話(カイ二乗検定)と、平均値以外の検定にt分布を使う例をとりあげる。以前は平均値の検定(平均値の差の検定、分散分析)をまとめて取り上げていた。昨年から、それらの前に平均値以外の検定を取り上げているが、これは確率分布についての理解を深めてもらうことを意図している。このあたりの理解がないと、どうしてもクッキングブックのような話になってしまうように思う。
次回は、t分布以外の確率分布を利用した検定の話(カイ二乗検定)と、平均値以外の検定にt分布を使う例をとりあげる。以前は平均値の検定(平均値の差の検定、分散分析)をまとめて取り上げていた。昨年から、それらの前に平均値以外の検定を取り上げているが、これは確率分布についての理解を深めてもらうことを意図している。このあたりの理解がないと、どうしてもクッキングブックのような話になってしまうように思う。
A new type of the optimized Fraser-Wilcox illusions in a 3D-like 2D image with highlight or shade
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/3DForum2008.html
初学者にも、まず現象と刺激条件の関係を観察する例として好適。運動検出器についての仮説と「説明」はその後になるが、その仮説の検証方法を同時に考えることと、仮説に反する現象について考える機会も大切だろう。
cf.
Kitaoka, A. and Ashida, H. (2003) Phenomenal characteristics of the peripheral drift illusion. VISION (Journal of the Vision Society of Japan), 15, 261-262.
http://www.vision.phys.waseda.ac.jp/vision/koumokuPDF/12kouen/Y2003.15.04.01.pdf
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/3DForum2008.html
初学者にも、まず現象と刺激条件の関係を観察する例として好適。運動検出器についての仮説と「説明」はその後になるが、その仮説の検証方法を同時に考えることと、仮説に反する現象について考える機会も大切だろう。
cf.
Kitaoka, A. and Ashida, H. (2003) Phenomenal characteristics of the peripheral drift illusion. VISION (Journal of the Vision Society of Japan), 15, 261-262.
http://www.vision.phys.waseda.ac.jp/vision/koumokuPDF/12kouen/Y2003.15.04.01.pdf
後期第一回は、母集団と標本、母数と統計量、標本分布と標準誤差をとりあげた。そもそもなぜ母集団と標本を区別する必要があるのかについて、実験や調査の具体例をまじえて解説した。これは程度効果があったかもしれない。ただ、母数の推定と不偏分散の話は、時間が足りなかったように思われるので、次回あらためて取り上げることにしたい。新出の用語と記号が少し多かったようだ。第二回は、確率変数と確率分布、正規分布についての前期よりも詳しい説明、を予定。第三回では、1つの平均値をt分布を使って検定する例を中心に、統計的検定の考え方を解説する。