Memorandums

知覚・認知心理学の研究と教育をめぐる凡庸な日々の覚書

共分散分析 ANCOVA

2010-10-07 | Education for 院生以上
分散分析よりも,共分散分析ANCOVAが有効な場合がある。基本的に,1 つの共変量で調整した各群の平均値に差があるかどうか検定する。ここで,各群が直線回帰し,それらが同質であること,すなわち回帰係数が等しいことが前提となる。そこでまず回帰係数の有意差の検定をおこなう。たとえば,男女2群の体重の平均の差を検定する時,男女群別に体重(Y 目的変数)の身長(X 説明変数:共変量)への直線回帰を仮定して,両群の回帰が同質であるならば,共変量(身長)で調整した目的変数(体重)の群(男女)間の平均の差を検定する。
心理学では,直線回帰と回帰の同質性の前提が,分析を適用しようとするデータにおいて妥当かどうかが問題となる。
 以下は,Rで処理する例と解説。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/covar-test.html
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