日記

日記

雨のち曇り

2014年06月22日 | 日記
今日は雨のち曇りとなり、梅雨らしい天気となりましたね。

終日寺院勤務

寺務・法要・墓苑枯れた仏花抜き・清掃などして過ごす。

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勝義方便メモNo.9
http://togetter.com/li/681727

15まで追記させて頂きました。

「拙理解仏教図式No.7(2014.6.14)」ご提示・再考随時訂正予定
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/f11483ea1a2eb35ce5dcda72284b2bfa

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「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

下記問いに回答させて頂きました。

問い「絶対に許せん」
http://hasunoha.jp/questions/544

拙回答

「復讐」よりも「福修」を

コン様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

怒りでも、特に激しい怒りというものは、仏教用語で「瞋恚」(しんに)と申しまして、特に煩悩の三毒の一つで、貪欲(むさぼること)と愚痴(愚かさ、無知・無明)と同様にしっかりと対治していくことが望まれることとなります。

問い「どうしても身内や騙して金を取った奴らが許せない」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1002972089.html

「感興の言葉・ウダーナヴァルガ」(中村元氏訳)・岩波文庫・第14章・「憎しみ」から・・

「実にこの世においては、およそ怨みに報いるに怨みを以てせば、ついに怨みの息むことがない。堪え忍ぶことによって、怨みは息(や)む。これは永遠の真理である。」

「怨みは怨みによっては決して静まらないであろう。怨みの状態は、怨みの無いことによって静まるであろう。怨みにつれて次々と現れることは、ためにならぬということが認められる。それ故にことわりを知る人は怨みをつくらない。」

「・・仏教では、憎しみや恨みは煩悩であり、そのような悪い感情に支配されての行為は、結局、悪い結果しかもたらさないため、当然に諌めなければならないこととなります。憎しみ、恨みを無くすには、耐え忍ぶこと(忍辱波羅蜜)と共に、慈悲の思いを向けることによって対治することが大切となります。

実は、仏教では自らを苦しめるモノ・コトがあってこそ、修行を進めることができると考えるところもあり、逆にそのようなモノ・コトに有り難さを思い、例えば、自らを害する敵にでさえも慈悲を向けることで、憎しみや恨みの感情を超えていくことが求められることになります。・・」

どうか怒りによる「復讐」よりも、慈悲によっての善い行いに勤め励めることでの福徳の修習としての「福修」をお薦め申し上げる次第でございます。

川口英俊 合掌


問い「職場に馴染めない」
http://hasunoha.jp/questions/543

拙回答

適当力・鈍感力を養う

もとこ様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

以前にも職場に馴染めないということについてのご質問を頂いております。

問い「会社で馴染めないうえ、仕事が出来なくて悩んでいます」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1002972533.html

「・・積極的に分からないことやアイデア等があれば、会議・ミーティングででもそうですが、正規・非正規・短期や立場、役職もあまり気にすることなくに、談話室や食堂などでチームの方と少しずつでも質問や意見交換するなどしていくというのも良いかとは存じます。・・」

人間関係の問題はやはりコミニュケーション不足が大いに課題になっているのではないかとは存じます。

大抵の場合、恐怖や不安というものは、よく分からない、知らないということで生じています。人間関係においても、「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という孫子の兵法がございますが、とにかく自分の気質と相手の気質を詳しく知ることで、どのような場面でも対応していけるようにすることが肝要になるのではないかと存じております。

職場に馴染むためにも、良いも悪いも含めて、まずはその雰囲気や人間関係、人間の資質等を詳しく知ることから始められると良いのではないかとは存じます。そのためにも平素における何気ないことからのコミュニケーションが欠かせないものになる次第と考えております。

あとは、適当力・鈍感力を養うことです。

問い「転職か我慢か悩んでます」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1003293425.html

「・・人間関係については、とにかく相手についてよく知ることです。相手を知ることにより、うまく対応していけるように工夫することもできるのではないかと存じております。また、皆と仲良くしなければとも思わないことです。様々に異なる人間の集まり、それは無理です。そこはある意味で適当力・鈍感力も問われます。無理なものは無理と割り切ることも必要でございます。・・」

ただ、どうしても無理であれば、身体も心も壊れてしまっては元も子もないですから、もちろん無理はしないことです。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌


問い「性格は変えれますか?」
http://hasunoha.jp/questions/545

拙回答

性格も空であり縁起なるもの

名前未設定様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

性格でお悩みにて少し自信を失われて、自己嫌悪にも陥られているご様子・・

まず、この世においては、実体として成立しているものは一切無い、いわゆる「空」ということになりますが、「空」と言えども何も無いという「無」ではありません。確かに、私もあなたも存在していますし、私もあなたにも性格、気質というものももちろんございます。

そして、そのありようというものは、様々な因果関係や依存関係、つまり、「縁」によりて「起」こっている「縁起」として成立しているものであると考えることとなります。

問い「恐怖心から最初の一歩が踏み出せません。」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1002992579.html

『・・恐怖や不安というものは、実体としては無い、「空」なるものなのでございます。もちろん、実体として無いとは言えども、全く無い訳ではありません。また、そのような心が生じるのは、何もないところから生じることもありえません。必ず何かの原因や条件によりて生じていることであり、つまり、「縁起」なるものと考えることができます。そこで、その原因や条件をしっかりと捉えることで、その原因や条件を何とか改善させれば、きっとそのような心が起こることも何とか改善することができるはずであります。・・』

もちろん、性格も色々な原因や条件によって今の性格となっている次第ですが、今の性格となっている原因や条件をしっかりと調べて理解することにより、その原因や条件をより善くに変えることで、当然に性格もより善くに変えることができることになるはずではあります。

ただ、性格は先天的な遺伝的要素や脳神経回路の構造等による影響もあるため、遺伝子や脳神経回路を操作できない以上は難しいこともあるかとは存じます。

性格を変えたいとしても無理な面があるのも否めないですが、例えば、状況に応じて、前もっての対処ぐらいは可能なのではないかとは存じております。意見や考え方がうまく伝えられないとなれば、事前に文書・メール・メモとして表して提示しておくなど、誤解を避けるためにも主張すべきは前もってしておくというのも一つであるかとは存じます。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

「hasunoha」拙回答まとめ集
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/

hasunoha・拙生紹介ページ
http://hasunoha.jp/users/16

hasunoha・拙寺紹介ページ
http://hasunoha.jp/temples/6

東日本大震災を機縁として立ち上がりました「hasunoha」に参画できましたこと、誠に感謝致しております。微力ながらにも一つ一つ少しずつでもお役に立てれる善行・功徳となりましたら、亡くなられました皆様への追善供養として回向申し上げたくに存じております。合掌

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拙寺ホームページは少しずつ補足・追記・修正を進めております。

岩瀧山 往生院六萬寺
http://oujyouin.com/

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「お葬式・葬儀に対する拙個人的見解の補足について」
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/644562be202e5ab9e6208d8f6b7d6b96

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山下良道師「青空としてのわたし」(幻冬舎)アマゾン・レビュー
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52164899.html

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「なぜ、空と縁起の理法を理解しなければならないのか」
平成26年3月・春彼岸施餓鬼法要配布資料・公開
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/8697c85d36b8f91fac08e58235d9984d

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2014.4.14 ダライ・ラマ法王猊下様によるチベット密教・胎蔵曼荼羅灌頂・ご報告
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/bc5c08f69d78bdda5c6cca62d17d87df

ダライ・ラマ法王猊下様今春ご来日動画集
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52160454.html

「偉大なる第十四世の長寿を祈願する如意自在王〔経〕」
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/8f49efb18934ec00993d52e91c603327

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2014.4.10・日記・NGO「国境なき僧侶団」第三回ミーティング参加報告
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/a60888ef08c1c59e2c33624dbfb3b4ce

NGO「国境なき僧侶団」フェイスブック・ページ
https://www.facebook.com/pages/国境なき僧侶団/578961352183094

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東日本大震災から三年・・
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52156205.html

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全訳 中論註「正理の海」起心書房

購入してからもう二ヶ月になりますが、ようやく半分ぐらいまで読み進みました。六月中に何とか一読了致したいと存じます。

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2013.11.19「空と縁起」に関する拙質問に対してのダライ・ラマ法王猊下様の御回答内容について
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/710b99c74854aebc871a6f75e28dde12

2013/11/19 悲しみから希望を紡ぐ――慈悲の力
http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/2013/report/05.html

ダライ・ラマ法王 2013年秋来日報告
http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/2013/report/

<ダライ・ラマ14世>増上寺で若手宗教者と対話 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131119-00000036-mai-soci

ダライ・ラマ14世、若手宗教者と対話 中外日報
http://www.chugainippoh.co.jp/religion/news/20131126-001.html

2013.11.19「ダライ・ラマ法王と若手宗教者100人の対話」映像ダイジェスト版
http://www.youtube.com/watch?v=Sg-mUrW4CUU

ダライ・ラマ法王 2013年 来日講演( https://www.facebook.com/hhdl2013japan

11/19 法王来日 増上寺
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.413896315405962.1073741833.389032644558996&type=1

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス・ジャパン)のホームページがリニューアルされて、随分と見やすくなっています。

http://www.tibethouse.jp/

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【チベット問題】

チベット問題・焼身抗議等の詳細情報は、チベットNOW@ルンタ・ダラムサラ通信・中原一博氏のブログが参照となります。
http://blog.livedoor.jp/rftibet/

「太陽を取り戻すために チベットの焼身抗議」中原一博氏著
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51799025.html

無償ダウンロード
https://docs.google.com/file/d/0B6cmrkvyxC23QmhCRTZyeWRrNm8/edit

「自らを灯明と化した菩薩たちの願い」~チベット問題・焼身抗議を考える~
http://t.co/PwVvYWck

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川口英俊の自動配信・デイリー自動情報収集ネット新聞
http://paper.li/hide1125/1307742529