2年生たちのお留守番回。
憂と梓、あと1期ではあまり見なかった純の3人組。
今回は場面転換の効果とかいつもと違う雰囲気を作ってて楽しかったな。
3年生の教室に入るところ、梓のシルエットがあんまし今までに見ない感じだなぁと。
大体腕というか肩幅を意識させられるような描き方をしてきたと思うんだけど、
ここはその辺を省いてスラッと細い体付きを強調するような感じで引っかかるかなぁと。
制服のモッサリ感みたいのがないようなというか。
梓や純のドタバタもあんまし見かけない動きのつけ方のような。
しかしこの作品って省エネ運動でもやってるのかあんまり学校で電気つけないような。
部室内も電気がついてると意識したことってなかった気がするし。
自然光を大事にしてるのかなぁ。
あと今回はドーナツ食べる前後の梓の表情付けとか想像のデフォルメ軽音部とか、
普段あまり見ない表情付けを見ることができて良かったなぁ。
しかし京アニの奥行きの付け方見てると梓がドーナツとってる辺りとか誤魔化されてるような気がする。
梓のセンチメンタリズム。
梓が寂しさを紛らわすようにクッションGyu!ってやってるのとかいい。
そういえば今回雨が降ったのも実は先輩たちがどっか行ってたからだったりしてー、
と思ったら次回も雨だった。
Aパートの梓の妄想で一人で泣いてるのを見ると、
なんか梓の中の涙が具現化したかのような情景でなんかグッときた。
動物園へ行くという叶わない願いが妄想を肯定するようで、というのもあるのかなぁ。
今回は長回しの芝居で時間の流れを味合わせる作りだったなぁ。
歯磨シーンの鏡と主観の逆転とかテンポも面白い。
野球。パンが伏線だったとは思わなかった。
そういえばドーナツ包んでた風呂敷?だったり梓の服だったり★マーク目立つ。
これが石立回かーとか思ってみたり。
そういえばこの作品結構★出てくるけどどこからこのイメージが出てくるんだろう。
1期だと結構演出的な意味を持たせていたように思ったけど、
野球とかこの辺も★に関連した感じだったんだろうか。ホームランのパネルとか。
まあ暗いところっていうのは普段自分たちが先輩たちのいる空間に、
承認を得て入ってる箇所がほとんどで今回は忍び込むっていう部分を強調してるけど、
演奏中に用務員室か警備室みたいなところで思いっきり電気つけてるのに、
なんでここでもそういうことしてないんだろって思ったけど、
先輩たちがいない間に好き勝手できた、
部の垣根を超えて演奏できたっていう喜びを3人の共犯意識、
友人と接することを強調してる感じなのかなーって思った。
そのタイミングで唯からメール。
そこで冒頭から意識させてた写真を使うのかぁとか。
俯瞰でいつも演奏している場所とは違うことを示してるけど、
彼女らはこのとき、一時的にも軽音部だったのかなぁ、とか。
梓の涙もこれで晴れたのかなぁって思うとそういうところでグッとくる。
この辺って梓が軽音部以外へと目をむけるようになるように映るんだけど、
帰ってきて梓を求める唯とか最後のやりとりで有耶無耶にもなってる気がする。
「けいおんぶ」の文字は『とらドラ!』のパクリ!いえ冗談です。
ドラムが梓を見ているかのように置いてるのを見ると、1話の唯が見るドラム、3話の律、
そして5話のコレとドラムは3話を起点としてポイントとなる演出だったのかなーっと感じました。
このちょっと前に澪がドラムを隠すような位置にいるのとか見ると1期の初石立回を思い出す。
しかし梓が「ぶ」だとタイトルの『けいおん!!』には入れないわけで。
修学旅行は梓がいなくても成り立つけどお留守番は帰りを待たなきゃなわけで。
脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:石立太一
作画監督:植野千世子
楽器作監:高橋博行
梓の「入るわけないよ」のセリフとか狙いすぎてて吹いた。
1期の石立さんの回は結構好きだったけど今回も楽しんで見れました。
ドーナツの辺りとか野球シーンや長回しとか動かす部分は石立さんも結構手を入れてるのかな。
植野さんがどういうタイプの作監さんなのか掴み切れてない感じなんだよなぁ自分。
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