再び回想。
1話の回想のときのような虚像の分断。
今までの流れを確かめるような軌跡を思い出すようなシーンが今回多かったな。
手前でお手玉投げてるやつ何の遊びだったっけ。
こういうのを黙って繰り返しやってるのクールすぎてビビる。
部屋割りは学年混合っぽいけど、電気消す子は一年生なので、
先輩いてもそういう言葉遣いなんだっていう距離感にもちょっと驚かされる感。
はーいとか返事する久美子を含め。
誕生日プレゼント。
1期8話の葉月のヘアピンを思い出すと、久美子にヘアピンをあげるか、
と妙な気持ちにもなるかな。
最終話まで見たけども個人的にはもう少し秀一と久美子によって欲しかったな。
正直1期であれだけ近づけさせてたのに2期は見守るような形になったのが不思議で。
やっぱ映画でやったりするのかなぁ。
個人的には何らかの形で続編やってくれないと納得いかないのでまだ続いてほしいですね。
特に後半はあすかの話を補強する形で黄前姉妹の話がついてきた感じだったので、
もっと久美子によって欲しいなと思います。
考えてみるとオルガン、ピアノって不吉な存在だったのかもなーとか。
1期でもそういう話しましたけど、麗奈がピアノやってるときに相手を傷つけてしまったりとか、
今回も結果を見たらうーんという形だったのでピアノが前に出てきたらやばい的な。
でもそうしたら1期で全国大会を目標に設定した事自体が不吉になるからそういうわけでもないのか。
いうなれば待ち受ける苦難の近くに鍵盤があるのかな、みたいな。
まあどうでもいい話ですが。
5話の葉月たちの祈りを思い出すけども今回は2本の隙間からの光。
秀一からのプレゼントであるけども花の意味を考えるとまた違ったモノのように思える。
Bパート。
黄昏れる麗奈の姿。
ここでもう既に演奏が終わってしまったことを予感させていて、
今回はないのかというちょっとした残念さ等を含め、
空虚な感じというか、もう終わってしまったことに対しての思いを馳せてしまうかな。
人物ワイプ的なカット繋ぎを見るに3話の山村回や前回の藤田回を意識してしまう感。
2期はどれくらい山田さんの手が入っていたのか気になる。
麗奈に酷いことを言う久美子。
悪い顔になってるのが思わず笑えてくる。
久美子の性格悪いところが笑いになるところを含め、
1期1話から違うところに来たんだなという感じがありますね。
銅賞。
6話とか見るにまさか本当に金を取らせつもりでは?
みたいなことをチラリと思ったりしたけどそんなことはなかったぜ。
微妙な顔で立ってる部員たち見るとなんか日常を思い出しちゃうな。
賞状へのTUを含め、ややギャッグっぽさのあるシーンだからでしょうか。
結局銅やないかーい!みたいな。
原作既読者なので結果はわかってるからいいけど、
全体的にちょっと茶化しすぎだったかもしれない。
滝先生の夢をかなえるって意気込んてたのは何処に消えちゃったの?とも思う。
麗奈、再び散る。
周囲が麗奈のことを不憫に思いながらの絵っていうのが新鮮だったな。
わだかまりのない繋がりっていうのをここでまた意識ちゃうかなと。
秘密を知ってしまうことでより打ち解ける感じというか。
ユーフォ褒められちゃった。
原作だと滝先生は凄いことですよーってもっと舞い上がってる感じでしたが、
お知り合いですか?みたいな返しをしているのを見てやや冷めてしまったな。
知り合いだから褒めたのかな、みたいな思索が先生の中であるのがなんか嫌だなと。
純粋にあすかの演奏をもっと褒めてあげてほしかった。
6話のときも思ったけどアニメの先生はちょっと色々と冷たすぎる気がするな。
ただそういう事情をわかった上で、
関係者だから褒められたのかなという疑いをかけられた上でなお喜ぶあすかを見ると、
そんなことはどうでもいいことなのかなと思えてくる。
個人的にこの辺はもうちょい尺を使って見せて欲しかったというかどこか食い足りなさがあったな。
走り出す久美子とそれを見守る秀一。
麗奈の物語、あすかの物語は久美子も知るところだったけど、
久美子の物語を知るものは秀一だけなので、
こうして久美子の走りを見送る姿はグッときたかな。
久美子の走りに合わせてか前を過ぎ去っていくようにやや回り込んで見せているのもGOOD。
1期12話の久美子の走る姿が目に焼き付いているので見ていて思い出すんですが、
ここはある種の再演になるんでしょうか。
橋の上を走る姿から、今度は橋の手前までっていう差異を含め色々意識してしまう感じ。
自らの物語に飛び込む姿っていうのが後悔のない姿なのかもな、と。
1期は周りに知られないごくごく個人的なものでしたが、
今回は周囲に久美子のことを意識させるという面を含め、
久美子を知ってもらう機会を設けたシーンという感じもするかな。
なんでいきなり飛び出したの?という言及から逃れられないだろうというのを含め。
麗奈にとっての先生の告白の代替みたいなものというか。
そう考えると、先生があすかと審査員の関係について思索を巡らすのも、
あすかの物語触れるという意味で、
周囲に己を知ってもらうという意味でやっていたのかもしれないなぁ、とも。
ただそれを足並みを揃えてやる必要あるのかなとも思えたり。うーん。
個人的に橋のある風景ってひとひらなんかを思い出すな
(BGMの曲名が「橋のある風景」だったり、そもそも原作に橋なんてなかったりする)。
お姉ちゃん、大好き!
1期はユーフォが好きだったことに気づき、今回は姉が好きだったことを告げる。
姉のことをわかっていなかった贖罪ではないけど、
相手に気持ちを伝えることでわだかまりのない形へ向かおうとする感じはグッとくるかな。
そして次の曲が始まるのです。
最後のコンクールなのに次の曲が始まるとは?みたいな。
未だわからない暗がりにいる久美子と歩いて行く道がわかっている姉。
脚本:花田十輝
絵コンテ:三好一郎 山田尚子
演出:三好一郎
作画監督:明見裕子 丸子達就
楽器作監:高橋博行
うーん、ユーフォの山田さんの名前が出る回ってそれって必要なことなのかな、
と思うことが多くて正直あまり作品にあっていなかったように思えてくる。
三好さんが1期12話から2期5話までを引っ張って締めてる感じだったので、
割りと三好さんの作品というイメージがあったりもして。
今回は山田三好回ということで一応ひとつの到達点にきた感じはするけど、
ちょっとうーん、と思ってしまったな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます