温故知新の精神。

2006年03月28日 | 独り言
「古きをたずねて新しきを知る」俺、結構この言葉が好きである。仕事をしていて特に目上の方にお会いする機会が多いがもの凄くためになる話をしてくださる。それを一部人間は「うざい」「時代錯誤」と勘違いする人間が特に若者に見うけられる。そんな若者とつい最近話したが内容は省略だ。PCや携帯といったITや次世代といった分野は目まぐるしく加速している。他社の追随を許さず、諸外国にも、民衆にも「あ!!」と驚かせることは必要かもしれない。また衣食住に関わる文化も「便利さ」「楽しさ」「快適さ」重視であるように思える。しかし京都等の昔の日本建築は素晴らしいと言われ、生活習慣病の特にジャンクフード的食物は健康な食べ物とは言いがたく、特に青魚、野菜のヘルシー志向とはいいながら実践していられる方も少ない。快適居住スペースはいいが複雑な作りはなんだか背中がかゆくなる。和室の部屋から庭を見ながらお茶なんか飲むのがお洒落だったりするけれど。荒川静香が凱旋していた。本当に故郷に錦を飾った。ただ彼女も苦悩の連続でソルトレークの時はバイトをしていたらしい。採点法が変わりいかに点数をかせぐ競技だが彼女が海外遠征中ファンから一通のメールに目が止まり、「美しく華麗な演技で荒川選手本来の滑りが見たい」とあった。荒川は新採点法より「自分の昔の華麗さ」を思い出し採点に関係ないイナバウワーも取り入れての金メダルだった。野球、特に投手の場合最近はカットボール、ツーシーム、フォーシームといろいろな球種が増えた。それを会得するのはいいが本来の自信のあったカーブ、スライダーのキレが悪くなりフォームもバラバラになる選手も少なくない。俺は最高の球はストレートの速球だと今でも思っている。バッティングだってイチローや松井の真似をしても打てない。基礎があって試行錯誤した結果が彼らの今のフォームである。ピカソの幾何学的絵がなんで素晴らしいか?あんなに高いか?芸術的なことは俺も勉強不足だがピカソは人物画も風景画も基礎絵画が素晴らしいからピカソ独自の手法で魅了されるのだと思う。なんか書いていてバラバラだけれど次へ行く時に一度立ち止まり昔の先輩方が残した技術、精神を振り帰ることって大事なのかなと最近常々思ってしまう。