GO GO ヘナK小隊!!

北海道で趣味の鉱物採集と狩猟を楽んでる、小隊長(奥さん)と兵長(ダンナ)の夫婦による‘ヘナK小隊’只今奮闘中であります。

おかいさん

2010-09-30 10:12:43 | お料理レシピ(ジビエとか)
小隊長(妻)です。

明日から10月ですね。
朝晩寒くなり、ストーブを点けるようになりました。

昨夜、兵長に「おかいさんって知ってる?」と聞くと、「いや、知らない」と言うので書いてみます。
関西方面の方ならご存知かと思いますが、‘おかいさん’とは‘茶粥’のことを言います。

土鍋などでほうじ茶を沸かし、葉を取り除いたのち塩と洗ったお米を入れて炊いたお粥のことで、奈良や京都で食べられています。
私も子供の頃からよく‘おかいさん食べたい’と言っては、母がよく作ってくれていました。

炊いている間、ほうじ茶の香ばしい香りが広がります。
私はいつも、‘おかいさん’と奈良漬で食べるのが好きだったんですが、今朝は私が作ったべったら漬けでいただきました。
日本茶大好きの私も、最近では緑茶よりも胃に負担がないほうじ茶を好んで飲むようになり、昨夜ふと‘おかいさん’が食べたくなったんですね。

ちなみに、中年以降はお茶は緑茶よりほうじ茶が良いと思います。
高血圧・コレステロール・心臓によく、またカフェインが少ないので胃に負担がありません。
私の父は少し心臓が悪いのでほうじ茶を飲んでいます。
心臓の壁を強くしてくれます。

格下に見られるほうじ茶ですが、京都では格式のある場所でもほうじ茶を出すことは失礼にはあたらないんです。

兵長は普段お茶を飲まないのでお茶に関心がなく、なのでずっと‘おかいさん’のことを忘れていました。
久しぶりに食べた‘おかいさん’は香ばしくて、お漬物だけでさらさらといただけました。

ちなみに、お茶漬けと茶粥は違いますが、関西はお茶漬け文化があり本来貴族の食べ物でした。
そして、茶粥は御坊様の食べ物なんです。
だいたい朝に茶粥を食べるのですが、最後の一口はたくあんで茶碗の米を集めて口に運びます。
私の子供のころはこの食べ方が一般的で、京都や奈良のいとことお茶漬けや茶粥を食べる時は皆、そうしたものでした。
祖父が信心深い人だったのでこのようにしつけられました。
とても雅だと思うのですが、お茶漬けの文化のない地域でははしたない行為とみられたりしますね。(笑)


今朝は懐かしい‘おかいさん’を食べてお腹もホッカホカです。
兵長の体の調子が悪い時などに作ってあげよーかな・・・・ハッ! 私が病気した時にな~んにも作ってくれなかったからやっぱよそう。
コメント (2)
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