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【微塵我報】

思い込みと勘違いと妄想と思い出補正の懐古厨による、最早ヲタクの余生です。はてなブログさんにお引っ越し予定です。

FF7のコンサートに行きました2018②

2018年08月11日 16時17分30秒 | スクエニ系。
今回、初めてのシリーズ縛りでのⅦオンリー曲目でして、FFⅦをシリーズで最も楽しんだ部類の方なら、より楽しめることは間違いない。
でも、オンリーと言えど、そこは曲目が多過ぎて全曲演奏という訳にはいかない。
有名な曲、人気のある曲、アレンジし甲斐のある曲、作った人の思い入れの強い曲、もっと聴いて欲しい曲。
いろいろあると思います。
その中で、聴きたい曲、何度でも聴きたい曲、人気があるが故に採用も多く、何度聴きたいとしても、聴き慣れてしまった曲が出てくる。
どれを聴いても楽しいけど、ちょっと違った曲も聴きたかった、みたいな贅沢を感じたり、
聴き慣れる事で、雰囲気に飲み込まれずにもっと落ち着いて聴けるようになった反面、
DQの時がそうであったようにコンサートを淡々と鑑賞してしまう自分が出てきて、
この、雰囲気に乗ってなんぼのコンサートでは大分勿体無いことになってしまったと思いました。

後、個人的にはタイトルを落ち着いて満喫するのも楽しいけど、
あのシリーズこのシリーズあれもこれもかいつまんで楽しめる例年様式式も非常に捨て難い。
かといって、じゃあ例えばFFⅥのしばりで挑戦しますと言われたならば、
私は喜んで飛びつき、Ⅵに縛られた世界の中に盛大に飛び込んでしまうだろうから、
立場によって態度を変える自分に幻滅する。
主催する側も、どっちでも好きにやって下さい、それでお願いします。
来てくれるだけでいい!で、もう充分です。


今回、サプライズ(多分予定通り)で北瀬(氏)が登場しまして、
会場が盛大にザワつくというこの…!
北瀬何でここに来たの状態でござるよもう…。
あの北瀬、北瀬も今や、取締役とか、最早、肩書きだけではクリエイターとして現場離れ過ぎな役職だったりで、
この会社大きくなり過ぎじゃね?とかいろいろ、いろいろ思いました。
植松さんもそうだけど、ゲーム雑誌や攻略本の紙面でのインタビューでの文章になっている会話、
静止している写真以外の動く御本人が視界に入るって、それを一字一句熟度していたあの時の自分からしても、
大人になった今ですら現実に余りないことなので、
うわーすげー!って謎の感動。
しかも、わざわざ北海道まで御越しだし。
スクエニの取締役レベルってどんなお高いスーツ着てるんだろうってスーツを無駄にガン見したりもしましたよ。
残念ながらステージから割と近いとはいえ、遠目からスーツの良し悪しはわからなかったけども…。
さすがにもうオジサマなんだけど、やっぱり業界の人っっていうかそんなにオジサンオジサンしてなくて、
コンサートホールのステージに上がってきて、大勢が観客としている中心で、
ラフに喋れちゃう人なので、そこはもう一般人ではないな~とか。
思ったより、可愛らしい一面のある方で、別に一緒に仕事することもない民としては、目に映る光景だけ見て、
単純に可愛いなと思いました。可愛いよ北瀬。

北瀬のお話を聴いていると、北瀬はバイトの募集から入り、今やこの立場。
そのシンデレラストーリー(男だけど)あるいはサクセスストーリーは、
RPG創世紀からのメジャージャンルへの過渡期、そしてスクエニになる前のスクウェアという会社は、
少なくともあの時代にゲームを嗜んで、キャラや物語に必要以上にのめり込まない一般プレイヤーを覘き、
創作する側に回りたいという夢や希望を持っていた少年少女が憧れた展開だった。
フィガロの母と呼ばれた作家や、生田美和など、テレビゲームは男性の趣味という価値観がまだあった世界で、
中枢で活躍する一部の男性クリエイターに混ざって、女流作家というか女性で名前の出てくるする彼女達に私も憧れていました。

ただ、当時、進学や就職などの現実が追々迫る私が、将来に向かって自分から言い出せることはなく、
特に、このアーティストなり、クリエイターなりとにかく非現実さと間口の狭さ、そして才能で将来の自分を養っていけるかを
一生懸命考えた時、なってみたい自分に遠慮する。
今で言うユーチューバーになりたいというまるでバクチを大人に宣言する子供のような感じかも知れない。
そこでどうしても、ボンヤリ考えたアナザーの世界線の自分の将来像になる。
そして、自分の目指す将来に向かって自分の目指す事を両親や先生である大人達に宣言して、
この道です!と突き進む気概、
本当にその将来でいいという確信、
親元を離れ、地元を離れ、一人で旅立つ勇気、
自分のプレゼン。
この最初の一歩を踏み出す心構えからして、要するに全く欠如していた私。
簡単に妄想して思うだけで簡単に引っ込める。
今や完全にしがない社会人被れなんですが、
そういう大人がこの、音楽を聴きにきた会場の中には沢山いると思うんですよ。
なりたかった人、なれなかった人、なった人、近いことをしている人、割といると思うんですよ。
例えば、なった人はもう北海道から出て北瀬とお仕事してるので、今日この北海道にはもういませんよ。
というのもあるんだと思うんですよ。

そう漠然といろいろ思い出しながら、
私が、やりたかったことに向いているかと言えば、試しもしなかったという前提を除けば、向いていなかっただろうし、
これはもっと後になってから気付いたのですが、好きなことやりたいことを仕事にしたからといって、
毎日乗り越えていけるかと言えば、私においては多分無理だ。
上達しなくて進歩しなくても成長が望めないとしても、
好きなことやりたいことだけは私の中の聖域にしておいた方が良いのかもしれない、
好きなことやりたいことで駄目出しの出る世界はクソ甘ったれな私には全く向いていないからこそ、
今、全く好きではない接客の世界をしぶしぶやって行けてるのではないかと個人的な思いに至りました。
まぁあくまで私の場合という閉鎖空間ですけども。

とにかく、今と言う時代は個人の意見が細かく細かく目に入る時代で、
自分もかなり細かく細かく言い散らかしている人なんですけど、この一億聡コメンテーター時代に、
本名を出して世に立つ人は、裏方ですら槍玉に上がる時代に、
創作をして世に出す喜び以上に、とにかく批評批評不満不満批判批判に直接ぶち当たり続けるメンタルの強さが求められるじゃないですか。
そういう時代に、簡単に潰れる私なんかは堂々と表に立てる柄ではないから、
やっぱりこの壁討ちでブツブツ言うだけの器でしかないってわかっただけでも、歳を重ねましたねっていう。

北瀬登場で、混乱していろいろなことに想いを馳せたりしたけども、
少なくとも初期のFFは男の人が楽しんでいたゲームでⅣ~Ⅵはゲーム同人の女子が嗜んでいて、
Ⅶになった時に、まぁ腐女子ゲーなんて後世で揶揄されることになるんでしたけど、
それでもそこまで言われて初めてゲームプレイヤーの男女比が近くなったこのⅦというゲームでやっと証明されたというか。
ゲームがそれほど男の人のものではなくなったというか。
製作側も男が作ったからとか女が作ったからとか関係ないと思うんですよ今の時代。
とか何とか、そういうようなことばっかり考えてしまったので、FFⅦ聴きながら、本当に聴けてたのかみたいな不安が出ますが、
音楽で蘇るあれやこれやということで。




コンサート関係ないレベルで随分脱線した…。

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