難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

地デジはもっと災害時の情報を

2011年07月25日 04時34分18秒 | 東北地方太平洋沖地震
その後どうなったのか、今後どうなるのかの情報がほしい。
臨時ニュースを終わらせてサッカーに切り替えないで、地デジしかできない2画面放送にして、片画面に文字情報を表示すればいいのに、もう少しましな対応が出来ないのか。
何らかの対応は出来ないのか。地デジに変わった日だ。

ラビット 記

3:51震度5の地震が!宮城県亘理郡、石巻市など

2011年07月25日 04時12分46秒 | 東北地方太平洋沖地震


NHKの臨時ニュースには字幕がない。#nhk #jishin津波の心配はありませんと画面に出ているが、その前は沿岸部では注意してくださいと出ていた。

東京でも思わず立ち上がるほどだったが震度5ーではどうだったろう。

災害コンサルタントの話では最初の小さな揺れですぐドアを開けることを習慣づけるように言われたが、あ揺れていると思っただけで出来なかった。
訓練と思って思いっきりすぐ走ってドアを開けろと言われていた。たぶん大丈夫だろう、ここは大地震が起きるはずはないと思うのは人間の心理的行動。
確かに数秒後にゆらゆらと揺れたのでその数秒の行動がその後の生死を分ける。

ラビット 記

勤務先近くの緑の道

2011年07月24日 19時09分39秒 | 東北地方太平洋沖地震
来年の国際難聴者会議の報告の締め切りが迫っている。東日本大震災で被災した難聴者と復興の現状を報告するとともに、難聴者の置かれた社会環境がその被害を大きくし、復興を妨げていることを報告したい。

幾つかの特徴的な事実を挙げておきたい。
○難聴者協会の会員は岩手、宮城、福島、青森、茨城
など会員で亡くなった方はいない。

○難聴者の死亡者は複数いることは分かっている。
警察発表の死亡者の身につけていたものに補聴器が散見される。

○しかし、大多数の難聴者の安否確認は行われていない。身体障害者手帳を有する難聴者だけで1万人を越えない難聴者の安否確認、所在を行政すらしていない。

○協会の会員だけに限っても、沿岸部などは避難所生活を余儀なくされる会員も親戚、知人が亡くなったり、住居の浸水、流失などの被害を受けた人がほとんどだ。

○被災した難聴者はいつも集会所が流出し、要約筆記のOHPやスクリーンも磁気ループもなく、集うことすら出来ない。
家族の中でも地域の中でも会話が不十分な難聴者は、被災した経験や家族や仲間の安否についても話すことが出来ずに、胸の内にいろいろなものがたまったままだ。

○難聴者施策の貧困が復興を遅らせている。

○大震災後頻繁に起きた
地震発生時の臨時ニュースに字幕放送は付かなかった。


ラビット 記
※ちょっと早めに退社して駅まで来ると普段は閉まっている門が開いて道が出来ていた。

地デジ移行は誰のため?

2011年07月24日 19時07分51秒 | 放送・通信
もう移行したというか、アナログ放送が終わったのだろう。大混乱が起きているのではないか。
うちの義母はテレビがアナログ放送ということは知らない。説明しても無理なので説明していないが、今のテレビがリモコンを自分で操作してみられることの方が大切なのだ。
この前クーラーを入れ替えたときもリモコンの操作が出来るかどうかの方を心配していた。
会員の中にも市からチューナーをもらったが時々画像が乱れるという。地デジになっていたら画像は乱れないはずだがアンテナ工事がまだ言っていたからもしかしてアナログのままでは。今日はテレビが見られないはずだ。

電波のが余裕が無くなったというが電波は国民の財産だ。電波をどのように使うのか国民に問うたのか。
障害者用専用帯域、福祉用帯域はあるのか。
新たにサービスを提供する事業者にバリアフリーやユニバーサルデザインを義務付けているか。

ラビット 記

全難聴の字幕放送拡充署名が国会質問で取り上げられていた。

2011年07月24日 09時38分27秒 | 放送・通信
全難聴が字幕放送拡充署名運動を行ったのは平成8年。1996年だ。
開始直後から大きな反響を呼び、地域で床屋やマクドナルドにおいてもらった、ろう学校長会で取り組んでもらうなど全国津々浦々まで展開された。40万5千筆の署名を国会に提出した。
放送法の一部改正がなされたのは翌1997年、消費税国会の会期末直前だった。
一人ひとりの署名が国会と国を動かしたことが、今日の字幕放送の発展のもとになっている。

ラビット 記
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[001/001] 136 - 衆 - 逓信委員会 - 5号 平成08年03月25日
○矢島委員 いずれにいたしましても相当の額が局数によっては必要になってくるということになるわけですし、同時に、先ほども質問の中に出ておりましたが、キー局は文字を入れた放送を出すけれども、実際に地方局になっていきますと、そ
の免許証を持っていないために、せっかくこの文字ができているのに、これを消して放送しなきゃならないというような場面もあるんだというお話が先ほどありました。いずれにいたしましても、これらは免許制度の問題、こういうことになろうかと思うんです。
 それで、よくこういう論議もなされておると思うんですね。字幕放送分だけは文字多重放送の免許から切り離してテレビ放送の免許に包含してしまう、字幕放送というのはテレビ放送の補完的使用であるので、免許制度としても可能じゃないかという、こういう論議も広くあるようであります。
 また、障害者からの要求も大変この面では強いわけであります。全国の中途失聴あるいは難聴者連盟、こういう人たちが字幕放送拡充を求める請願署名というのに取り組んでいらっしゃいます。既に十万を超える署名が集まっている、このように聞いております。その中の重要な要望の一つが、この免許制度を改善してもらいたいというのが入っているんですね。
 現在いろいろと郵政省としては研究中かと思いますが、その辺についてわかっている範囲でお答えいただければと思います。

○楠田政府委員 御指摘の免許制度の問題につきましては、現在字幕放送は文字多重放送の一つとしてやられているわけであります。文字多重放送の中に包含されるものでございますが、そのほか多重放送としましては、音声多重放送、データ多重放送等いろいろなものがございまして、これは全体の免許制度にかかわる問題でありまして、字幕を文字多重放送から先生御指摘のように切り離すとなりますと、免許制度全体の問題になります。
 しかしながら、いろいろなところで御指摘がありましたように、また、私どもの中でも、現在、視聴覚障害者向け専門放送システムに関する調査研究会というのをやっておりまして、この中でも、各障害者向けの放送の充実という中で御指摘のような免許の問題も提言されております。非常に重要な問題と思っておりますので、これも含めまして、四月に報告が取りまとめられます、これも踏まえまして、字幕放送のより一層の普及充実に向けて、制度問題として取り組む可能性も含めまして、検討してまいりたいと思います。

○矢島委員 四月に報告がまとまる方向だということをお聞きいたしました。
 そこで大臣、そういう方向で今研究が進んでいるところです。先ほど来、本委員会におきましても何回となくこの問題ではいろいろな質問が出ました。そういう意味では、その報告、改善ということで、免許制度を含めてですが、ぜひそういう面での御決意をひとつ聞かせていただいて、終わりにしたいと思います。

○楠田政府委員 御指摘の免許制度の問題につきましては、現在字幕放送は文字多重放送の一つとしてやられているわけであります。文字多重放送の中に包含されるものでございますが、そのほか多重放送としましては、音声多重放送、データ多重放送等いろいろなものがございまして、これは全体の免許制度にかかわる問題でありまして、字幕を文字多重放送から先生御指摘のように切り離すとなりますと、免許制度全体の問題になります。
 しかしながら、いろいろなところで御指摘がありましたように、また、私どもの中でも、現在、視聴覚障害者向け専門放送システムに関する調査研究会というのをやっておりまして、この中でも、各障害者向けの放送の充実という中で御指摘のような免許の問題も提言されております。非常に重要な問題と思っておりますので、これも含めまして、四月に報告が取りまとめられます、これも踏まえまして、字幕放送のより一層の普及充実に向けて、制度問題として取り組む可能性も含めまして、検討してまいりたいと思います。

○日野国務大臣 先ほどもどなたでしたか、同趣旨の御発言がございまして、私も重くこれを受けとめてまいりたいというふうに思っておりますし、できるだけ前向きの方向でこの問題の解決に当たってまいりたいと思っております。

 出席国務大臣 郵 政 大 臣 日野 市朗君
       
 出席政府委員 郵政大臣官房長 谷  公士君
        郵政大臣官房審議官 品川 萬里君
        郵政省放送行政局長 楠田 修司君
 委員外の出席者 参  考  人(日本放送協会会長) 川口 幹夫君
      

地震情報:23日13時34分ころ地震、宮城県沖(震源地)

2011年07月23日 13時56分12秒 | 東北地方太平洋沖地震
きょう23日13時34分ころ地震がありました。震源地は、宮城県沖(北緯38.9度、東経142.2度)で、震源の深さは約40km、地震の規模(マグニチュード)は6.5と推定されます。
[震度3以上が観測された地域]
震度5強 岩手県内陸南部
震度5弱 岩手県内陸北部
震度4 青森県三八上北 岩手県沿岸北部 岩手県沿岸南部
宮城県北部 宮城県中部
震度3 渡島地方東部 十勝地方中部 青森県津軽北部
青森県津軽南部 青森県下北 宮城県南部 秋田県沿岸北部
秋田県沿岸南部 秋田県内陸南部 山形県村山 福島県中通り
福島県浜通り

[震度3以上が観測された市町村]
震度5強 遠野市
震度5弱 滝沢村 花巻市
震度4 階上町 山田町 普代村 大船渡市 陸前高田市 釜石市
大槌町 盛岡市 一戸町 八幡平市 矢巾町 北上市 一関市
金ケ崎町 平泉町 藤沢町 奥州市 気仙沼市 涌谷町
栗原市 登米市 南三陸町 宮城美里町 大崎市 石巻市
塩竈市 松島町

この地震による津波の心配はありません。この地震について、緊急地震速報を発表しています。

最新情報はWEBで:
http://iss1.myrescue.net/shizuoka-fukushi/u/db/view/?num=1361706&key=3c9ab62a
情報提供はメールで:
ric-3-4@iss1.myrescue.net


震災発生時における字幕放送

2011年07月23日 09時39分38秒 | 東北地方太平洋沖地震
地震発生からCMもなしで地震と被災地のニュースが放送されていたが、連続25時間字幕放送をしていたのは日本テレビ、その翌日はフジテレビが引き継いだ形で24時間実施していた。
NHKは字幕が付いたり付かなかったりなので見なくなってしまった。
このことを総務省が評価しないのはおかしい。逆にNHKを最大限の努力をされたと誉めるのは何か関係があるのかと勘ぐりたくなる。

ラビット 記
2011年07月23日08時37分52秒
"Google アラート"が送信したメールを転送します。
----Forwarded Message
>=== ニュース - 「[字幕放送]」に関する 1 件の新しい検索結果 ===
Web制作者も知っておきたい地デジデータ放送の基本
ASCII.jp
デジタル放送では、放送電波を利用して映像・音声以外に電子番組ガイド(EPG)やデータ放送を同時に送れます。データ放送で配信できる情報には、字幕サービスや番組に ...
http://ascii.jp/elem/000/000/602/602509/

=== ウェブ - 「[字幕放送]」に関する 5 件の新しい検索結果 ===
震災後に字幕放送継続、ろうあ連盟が感謝状 | 日テレNEWS24
日本テレビが、東日本大震災直後から25時間連続で字幕放送をしたことに対し、全日本ろうあ連盟から感謝状が贈られた。同連盟・石野理事長は「テレビが唯一の情報を得る手段だった時に字幕放送が継続されたことで情報を得ることができた」と感謝の意を ...
http://www.news24.jp/articles/2011/07/22/07187096.html

震災後に字幕放送継続、ろうあ連盟が感謝状(日本テレビ系(NNN ...
日本テレビが、3月11日の東日本大震災の発生直後から25時間連続で字幕放送をし.
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20110722-00000058-nnn-soci

8震災後に字幕放送継続、ろうあ連盟が感謝状 (日テレNEWS24)|ウーマン ...
日本テレビが、3月11日の東日本大震災の発生直後から258時間連続で字幕放送をしたことに対し、「全日本ろうあ連盟」から感謝状が贈られた。全日本ろうあ連盟・石野理事長は「テレビが唯一の情報を得る手段だった...
http://woman.excite.co.jp/News/society/20110722/Ntv_20110722058.html

字幕放送継続 - 日テレNEWS24 - 日本テレビのニュース専門チャンネル
震災後に字幕放送継続、ろうあ連盟が感謝状.
<Fri Jul 22 20:25:00 JST 2011 >.
日本テレビが、3月11日の東日本大震災の発生直後から25時間連続で字幕放送を ... 注目ワード:
全日本ろうあ連盟 字幕放送継続 石野理事長 ...
http://search.ntv.co.jp/news24/search/?category=news&page=1&sort=&keyword=%E5%AD%97%E5%B9%95%E6%94%BE%E9%80%81%E7%B6%99%E7%B6%9A

震災後に字幕放送継続、ろうあ連盟が感謝状 | 日テレ
震災後に字幕放送継続、ろうあ連盟が感謝状
動画を再生
http://www.news24.jp/pictures/2011/07/22/20110722_0072_188x106.jpg



あれ、補聴器なしでも聞こえる!

2011年07月23日 09時22分30秒 | 日記(つぶやき)
入浴中に、頭が傾いて補聴器を外した右耳を湯に浸かった状態になった。ああと声を出すとはっきり自分の声が聞こえた。補聴器なしでも十分聞こえる。何で聞こえるのか?
反対側の人工内耳を浸けている左耳も同じように湯に浸けて話すが聞こえない。

右耳は水面下にあるが耳穴に水が満たされているわけではない、声を出している口は水面上にある。
普通の状態で声を出しても補聴器を外したら聞こえない。水に浸けると聞こえる。

ということは、発声した音の波が空気中を伝わって鼓膜に届いたのではなく、狭い浴室なので反射した声が空気から水面を通じて鼓膜か顔面を通じて蝸牛の有毛細胞を震わせた?

ラビット 記

人工内耳の装用を多角的に解明する必要

2011年07月23日 09時05分43秒 | 人工内耳
人工内耳を付けることで聞こえや生活、就労、精神・心理的状態がどのように変わるのか、その問題の原因は何か、人工内耳そのものか、リハ・教育体制か、社会の受容の問題かきちんと解明しなければならない。
ろうか難聴かは多くの相違点とともに重要な共通点もある。相互の理解が必要。

ラビット 記
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振り出し 難聴、そして人工内耳へ: 勉強会原稿その2
7月18日の人工内耳友の会(親の会)勉強会では、話題に
しなかったのですが、親の会の依頼を受けて、昨年の東京医科大学病院聴覚・人工内耳センター主催の「ACIC年次フォーラムⅢ」で大沼先生(東京大学客員教授・前筑波技術大学学長)が特別講演 ...
http://taku-pc.blog.ocn.ne.jp/furidasi/2011/07/post_f0a1.html

ラビット 記

小田急線、混雑。就活と差別。

2011年07月23日 08時57分13秒 | 日記(つぶやき)
新百合ヶ丘新宿行き8:47発が3分遅れで出発。ホームがあふれそう。
多くの学生や予備校生が受験書で勉強中。夏期講習とか始まっているのだろう。甥っ子も来春は高校受験だ。

そう言えば、何年か前に見かけた就活中の補聴器をつけた女子大生。どうしたかなあ。うまく就職できたかなあ。聞こえないことで差別するのは現行法令でも許されない。罰則がないだけだ。

ラビット 記

Lionでマウスのスクロールの方向を戻す方法

2011年07月23日 04時13分30秒 | 日記(つぶやき)
MacOSの最新版が2600円で手に入る。
その使いやすさを実感するのはこれからだがタッチパッド主体の操作なのか、マウスのスクロールの方向が逆になった。
元に戻すには、
ファインダー→アプリケーション→システム環境設定→マウス
で「スクロールまたは移動するときに、コンテンツを指を動かした方向に移動させる」のチェックを外す。


ラビット 記

コロムビア・トップ(下村泰)さんの国会質問はウィットとユーモアに溢れていた。

2011年07月23日 01時51分08秒 | 放送・通信
コロムビア・トップさんは、二院クラブに所属し、字幕放送について何度も質問をしていた。
その内容は、国立国会図書館国会議録検索システムhttp://kokkai.ndl.go.jp/で「下村泰 字幕放送」で検索できる。
期間は、昭和49年から平成7年。

アメリカで字幕デコーダー内蔵義務化法が出来た時に早速国会で質問。
1990年。これをきっかけに、野沢克哉、後藤一哉氏らと字幕放送シンポジウムを開催することになった。
[002/012] 126 - 参 - 逓信委員会 - 8号  平成05年05月18日
○下村泰君 私は、この三年間、きょう取り上げておりますこの法案、字幕放送問題を集中して、関谷、深谷、渡辺、そして小泉大臣と四代にわたって十数回収り上げさせていただきました。
 当初の郵政省のお考えからこのような法律案ができるとは正直思っていませんでした、あのころのお話の内容では。ただ、もともと郵政省というところは驚いたことに厚生省よりもいいことをやっていることが多々ありました。これにはびっくりしました。おかげさまで、この委員会に出ることによりまして、決算委員会では点字絵本の郵送無料化でありますとか、あるいは点字の内容証明、これも採用いただきました。まことにありがとうございました。一応お礼は申し上げておきます。
 そこで、昨年五月二十八日に当委員会で字幕放送の必要性を確認させていただきました。そのとき厚生省は、「聴覚障害者がテレビ番組を楽しむことができ、また情報をリアルタイムで入手できるものであることから、非常に大事なことであると認識しております。」、これが厚生省。通産省は、「聴覚障害者の方々もこのようなメディアを不自由とすることなく利用する上におきまして、字幕放送というのは極めて重要な役割を果たしているものであるというふうに認識いたしております。」、これが通産省。郵政省は、「テレビジョン放送が国民生活に密着したメディアとして社会生活に大きな役割を果たしている今日では、字幕放送は聴覚障害者にとりまして、番組の内容をよく理解したり、よく楽しんでいただく上で必要不可欠なものだというふうに考えておりまして、そういう意味で考えますと、現実には十分に字幕放送が行われていない状況でございますので、聴覚障害者がテレビジョン放送の効用を十分に享受できるような施策を展開する必要がある」、こういうふうにお答えになっている。
 この認識はその後も変わっていないと思いますが、その前提で伺いますが、アメリカのデコーダー法のような法律が現実にでき、技術的にもコスト的にもクリアされたとしたら字幕放送の拡大にはかなり有効だと思うんですが、どうお思いになりますか。郵政、厚生、通産、お答えください。

○政府委員(木下昌浩君) アメリカのデコーダー回路法につきましては、本年の七月一日に発効の予定だと聞いておりますが、御承知のとおり、十三インチ以上のテレビジョン放送受信機につきましてはデコーダー回路を内蔵しなきゃならないというのが中身でございますけれども、仮に我が国において同様の制度を導入した場合には、確かにほとんどの受信機で文字放送が受信できることとなりますので、受信機の価格の低廉化も期待できますし、聴覚障害者が放送サービスを享受するのに良好な環境が整備されることになろうと思います。同時にまた、放送事業者も字幕放送を行いやすい環境が整備されることになろうというふうには思います。したがって、先生御指摘の点はかなりそれなりに有効な措置であろうと思います。
 しかしながら、日本の文字放送は、日本語の特性によりまして、米国の方式と比較しまして複雑とならざるを得ないというふうに言われております。現在の技術では、文字多重放送の受信機能の内蔵によりまして一定の価格の上昇が生じるということに相なるわけであります。したがって、義務づけをすればこれをすべての消費者に負担させるということになるという問題が生じるわけでありまして、この点について広く国民の理解を得ることが必要であろうと思います。そういう意味で、デコーダー法の導入につきましては今後一層の検討が必要であると考えるわけでございます。

○説明員(松尾武昌君) アメリカのデコーダー法を日本に導入する条件あるいは問題については郵政省の御答弁のとおりでございますが、これらの問題を解決し、アメリカのテレビデコーダー法と同様の法律が日本でも制定されるという前提で考えますと、聴覚障害者の福祉の増進に寄与し、字幕放送の改善につながると考えております。

○説明員(吉田高明君) 文字放送用のデコーダーの設置を義務づけ谷ことにつきましては、現在我が国では十分に放送が行われていないことのほかに、デコーダーの内蔵に伴う価格上昇という問題がございまして、機器を購入する一般消費者の負担を増大させるといった問題があることは御承知のとおりでございます。文字放送の実施時間の増大に伴いまして内蔵型テレビの需要が高まってまいりますれば、むしろ各製造業者自身が自主的に内蔵化を進めていくのではないか。私ども通産省といたしましてもデコーダーの内蔵化につきまして業界に対して要請をいたしております。
 ちなみに、先生の御指摘を踏まえまして要請を行いました結果、ことしの秋から二つのメーカーにおきまして普及価格帯の二十一インチのものを販売していくというようになっております。

国会議員も字幕放送をもっと勉強せよ!

2011年07月23日 00時53分16秒 | 放送・通信
国会議員も勉強不足だ。NHKの言うことに丸め込まれて反論できない。聞こえない国会議員がいないと伝わらないか。難聴の国会議員は多いのに。

字幕放送について、がんがん質問していたのはコロムビア・トップだ。1990年代の初めの頃。
http://blogs.dion.ne.jp/rabit/archives/2585708.html
その次は今は引退した共産党の木島日出男?議員。惜しくも落選してしまった。
その後がいない。

NHK会長に対する国会質問。
1.最初に、取り上げることは障害を持つ人の普遍的な権利の認識を質す。
障害者権利条約の前文、第2条、第9条、第21条、第30条。
権利条約に対するNHKの認識と会内における対策。
コンプライアンス責任者は誰か。コンプライアンス業務に障害者に対する差別撤廃は含まれているか。

2.次に、放送法の目的は何か。日本放送協会の設立の目的は何か。
視聴覚に関わらず障害を持つ人の放送を受ける権利の確認。

3.NHKの障害を持つ人に対する放送の状況を質す。
災害時における放送の法的な義務とその免責事項の有無の確認。
その現状に対する免責条項が放送法、災害対策基本法にあるのか質す。

4.災害時の字幕放送の拡充の課題を質す。
技術上、法的に不可能な課題に当たるのか。
「予算」が課題の中に含まれると答弁されれば、NHKの総予算と字幕放送にかかる経費を質す。その割合はNHKの経営上どのような影響を及ぼすのか、公共の福祉に対する責任を果たす予算はいくらか。

5.字幕放送の字幕制作のプロセスと手法の確認。
生放送の字幕放送は総務省の視聴覚障害者向けの放送普及行政の指針に含まれていることの確認。
など。

詰めれば、まだあるが問題にしているのは緊急災害時の臨時ニュースに対するアクセスの保障だ。人命の確保に直結する放送なので最優先課題のはず。

ラビット 記

NHKの字幕制作の考え方はおかしい #NHK

2011年07月23日 00時53分10秒 | 放送・通信
聞こえる人が正確に聞き取れていないものを聞こえない人に一字一句正確に伝えられないから字幕を提供しないというのは余計ななお世話というか、その字幕の認識程度の方があなたよりよほどましでしょと言いたくなる。

聞こえない人に対する理解が進まないのは、聞こえる人が難聴・失聴を体験出来ず、その情報の隔絶状態に置かれた恐怖感、不安感、焦燥感を理解できないからだ。

昨年のチリ地震による大津波の警戒の放送に字幕も手話も付かなかったと推進会議でも国会でも取り上げられたのに、あれからすぐ対応していれば東日本大震災には間に合ったはずだ。

天皇だって字幕放送を見ている。

ラビット 記