難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

地デジ字幕放送について質問

2011年07月20日 12時27分17秒 | 放送・通信
生放送の字幕の遅れは、音声と映像を遅延させることで同期できる。
そのための設備を放送局に用意すればよい。
#jimaku #字幕
下記の質問と回答はあまり良くない。このように解凍すれば良い。
聴覚障害者のための字幕放送の字幕は、読む時間を確保するために、音声より早く表示します。音声を聞くよりも読んで理解する方が時間がかかるからです。

ラビット 記
=== ウェブ - 「[字幕放送]」に関する 1 件の新しい検索結果 ===
地デジの字幕について質問です。 - BIGLOBEなんでも相談室
地デジの放送多重による本編字幕は、完全にカット割りや台詞頭とは同期できません。
劇場公演の電光盤字幕と同じバリアフリーサービスで、送り出しテープとタイムコード同期させてはいるのですが、逆に取りこぼし阻止の為、早めの表示と判読可能時間 ...
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa6887054.html

聞こえない人は災害に遭わないとNHK。

2011年07月20日 08時16分29秒 | 放送・通信

台風情報はNHKが夜半から30分毎にニュースを放送していた。各地域の模様も各地方の支局からの中継として放送されていた。
しかし字幕放送はずっとない。朝と昼の定時ニュースになるとやっと字幕が付く状態。

災害に関する情報はその時々の状況が伝えられることが重要だ。だからNHKは夜中でも台風に関するニュースを放送している。しかし聞こえない人たちに対しては、朝、昼、夜の定時の字幕放送を見なければ分からない。
その時にはもう間に合わないのに。
聞こえない人も聞こえる人も同じように情報が必要なのだ。こうした差別に対してはらわたが煮えくり返る。
聞こえない人は台風に遭わないからいらないとNHKが言っているようなものだ。

技術的に出来ないことなんて無いのだ。先日も21:01の発生した地震はNHKニュース9の放送が始まったばかりだったがちゃんと地震の情報が放送されて字幕放送が行われている。
どれだけコストがかかるというのだ。NHKは公表せよ。国会議員は質問せよ。NHK番組審議委員は時たま出席して高額の謝礼をもらっている場合ではない。BPOは何している。聴覚障害者に対する人権侵害が行われているのを告発しないのか。


ラビット 記
※朝8時前の東京多摩地域南部の空模様

難聴者も職場で電話が出来るサービス Voip

2011年07月20日 03時59分03秒 | 放送・通信
アメリカのCCと言う会社。クローズドキャプションのCCではなく、クリアー・キャプションClear Caption という。

難聴者は会社や自分の携帯で声を出して電話をする。相手の声がパソコンやiphoneやipadに文字で表示されるがこのサービス。
難聴者は自分でしゃべるだけでいいので手軽に使える。
自分の声はブルーツースやWIFIでiphoneやPCに伝えられ、そこからインターネットでサービス会社まで伝わる。

「電話がテレビの字幕放送のように文字で表示されます」というのは字幕放送が日常化したアメリカならではのキャッチコピー。

気になる費用はいくらか?CCのサイトには無料とあったが登録が無料かトライアルサービスが無料ということか。

ラビット 記

Iphoneを使った電話文字化サービス。Can I Use ClearCaptions At Work?

2011年07月20日 02時54分32秒 | バリアフリー
音声を文字にするサービスが始まっている。
電話リレーサービスは電話回線を使った電話の声をTTYやPCなどで文字で表示するサービスだが、このCC(Clear Caption)はインターネットを使った音声を文字化するサービスだ。
電話だけでなく、インターネットの音声まで身近にあるIpone、Ipad、ipodに表示する。

下のビデオは、職場で使えば電話している声が机上のPCに表示され、しかもスクロールで巻き戻してみることができる。
ちょっと字が大きいので何を話しているか、日本の大部屋式の職場ではバレバレだが。

Can I Use ClearCaptions At Work?



日本でも、こうしたサービスを義務つけたい。

ラビット 記

NHKの台風のニュースには字幕がない公的責任放棄

2011年07月20日 01時22分11秒 | 権利



午前1時からのNHKの台風6号のニュースが始まったが字幕放送はない。 #jimaku #nhk #字幕
アナウンサーがかわるがわる出てきて口パク状態。その後映像になってテロップが出るが音声情報がこれに反映されているのか分からない。

NHKは字幕放送をローカルでは実施していない。ローカル局に字幕放送を送出設備もない、字幕制作スタッフもいないからだ。
首都圏であってもローカルである首都圏ニュースは字幕放送が実施されていない。つまり設備があっても字幕放送は行われない。
エリアごとにローカルな番組を放送できても、字幕放送をローカルに実施する仕組みがないのだろう。

NHKは全難聴や全日本ろうあ連盟の要望書に対する回答で常時字幕制作する高度の技術を持つ入力者や制作スタッフを抱えることが出来ないという。
しかし、台風は接近が事前に分かっている事象で災害の発生が予想され、しかも災害予防の報道の法的義務まであるNHKがコストを理由に実施しない理由はすでに破綻している。レガシーな体制しかないことが暴露されるからだ。

四国、近畿、東海と各NHK支局からの映像を放送しているが、取材スタッフを各地に派遣し、中継車も何台も出しているはずだ。渋谷のスタジオも24時間体制でスタンバイしているはずだ。それらの報道体制を組むのにかかる経費と字幕制作スタッフをその間確保する経費とどのくらいの割合を占めるのか公表して欲しい。

ラビット 記