・ろう者など一部の人の人工内耳反対論を押さえる役割を期待されたがそれは筋が違う。
※質問に対し、人工内耳をしても難聴者運動とろう運動は障害者権利条約の批准と地域の聴覚障害者全体の福祉の向上を目指しているので、運動面ではマイナスになっていないと答えた。
人工内耳に反対する根拠の多くは乳幼児の人工内耳装用に対してであり、失敗例があることとそのことが聴覚障害児の人権を損なうものというものだ。
人工内耳そのものが悪いのではなく、人工内耳による聞こえの獲得が聴覚補償技術として確立していないこと、聾学校教師、ST、親ですら人工内耳の装用の意味を理解していないことが問題だ。
・佐藤先生の感謝の印として人工内耳生活を支えてくれた多くの人のスライドが表示されたがこれの意味は大きい。つまり医師やST仲間も含めて多様な社会資源が身近に利用できた環境を意味している。
医学的、職業的、教育的、心理的、精神的、社会的な多様なサポートをしかも専門的にかなり利用できたのだ。
神田医師の感謝の対象にドイツに留学した際の恩師だったり、指導教授、学友などが挙げられていたが同様だ。
普通の難聴者より恵まれているだろう。
※難聴者の「聴能」だけを論じるのは意味がない。それは多面的なサポートの結果だ。
神田医師のヒアリングセンターで訓練を受けている子供たちは、親や医師、ST、ボランティアなどと積極的な交流をし、子供たち同士でも遊びながら聞こえと心理的、精神的サポートを受け、社会的な規範も学んでいるに違いない。つまりサポートのある日常生活のコミュニケーションの現場での時間の結果なのだ。
国際生活機能分類ICFモデルにそって難聴者の生活機能の例が紹介されたが、簡単に書かれたようでもこれは深い理解が必要だ。
聴覚障害児教育、聴覚医学の分野でも積極的に導入し難聴者を総体として理解して欲しいものだ。
(続く)
ラビット
※質問に対し、人工内耳をしても難聴者運動とろう運動は障害者権利条約の批准と地域の聴覚障害者全体の福祉の向上を目指しているので、運動面ではマイナスになっていないと答えた。
人工内耳に反対する根拠の多くは乳幼児の人工内耳装用に対してであり、失敗例があることとそのことが聴覚障害児の人権を損なうものというものだ。
人工内耳そのものが悪いのではなく、人工内耳による聞こえの獲得が聴覚補償技術として確立していないこと、聾学校教師、ST、親ですら人工内耳の装用の意味を理解していないことが問題だ。
・佐藤先生の感謝の印として人工内耳生活を支えてくれた多くの人のスライドが表示されたがこれの意味は大きい。つまり医師やST仲間も含めて多様な社会資源が身近に利用できた環境を意味している。
医学的、職業的、教育的、心理的、精神的、社会的な多様なサポートをしかも専門的にかなり利用できたのだ。
神田医師の感謝の対象にドイツに留学した際の恩師だったり、指導教授、学友などが挙げられていたが同様だ。
普通の難聴者より恵まれているだろう。
※難聴者の「聴能」だけを論じるのは意味がない。それは多面的なサポートの結果だ。
神田医師のヒアリングセンターで訓練を受けている子供たちは、親や医師、ST、ボランティアなどと積極的な交流をし、子供たち同士でも遊びながら聞こえと心理的、精神的サポートを受け、社会的な規範も学んでいるに違いない。つまりサポートのある日常生活のコミュニケーションの現場での時間の結果なのだ。
国際生活機能分類ICFモデルにそって難聴者の生活機能の例が紹介されたが、簡単に書かれたようでもこれは深い理解が必要だ。
聴覚障害児教育、聴覚医学の分野でも積極的に導入し難聴者を総体として理解して欲しいものだ。
(続く)
ラビット