日曜日6日の東大先端研の人工内耳シンポジウムが開かれた。
東大先端研大沼研究室の聞こえのバリアフリー研究事業の一環として、人工内耳が取り上げられたのは評価したい。
幾つかの感想を記しておきたい。
・みな人工内耳を装用する前後の「聴能」で評価する発表だった。
※難聴者は「聴能」だけでは評価できない。聴能を活かすためには多面的な支援が必要だと主張した。
しかし、後で述べる人工内耳反対論の克服の根拠ともなることに気が付いた聴衆はどのくらいいるのだろう。
・人工内耳装用当事者の弁から、医師などの気が付かない装用効果、聞こえの評価という知見を探ろうという主催者の試みは成功したと言える。
○神田医師の人工内耳は鼓膜から耳小骨、蝸牛、コルチ管という経路を飛ばすので、補聴器より反応が早いという話は新たな知見かもしれない。
○高齢者の聞こえの低下は聴覚器官の機能の低下であり、脳の言語野、聴覚野への影響は少ない。
○脳へは右耳からも左耳からも同じように伝わっている。
※聞きながら他のことを考えることが出来ると報告したがこれが反応のせいかは分からない。
補聴器だといま何を言ったのか考えながら聞くので他のことを考える余裕がない。これは鈴木名誉教授も指摘していた。
・一人を除き人工内耳と補聴器の併用の報告だった。
いずれも積極的ないし中立的な評価だった。
しかし、これは主催者からは特に取り上げられなかった。
※装用者の何人かに聞くと補聴器と一緒だとうるさいし人工内耳の方が聞こえるという理由で止めてしまう。
人工内耳と補聴器を併用していても当初は聞こえが輻輳するがいずれ統合されることを報告した。
・他の3人はメドエル社の人工内耳で、コード化法を変えたことで聞こえが改善した報告があった。
フリーダムは変えられるかどうかも知らない。コード化法を変えることのメリットはメーカーが違うのでコメントしない。
ラビット 記
東大先端研大沼研究室の聞こえのバリアフリー研究事業の一環として、人工内耳が取り上げられたのは評価したい。
幾つかの感想を記しておきたい。
・みな人工内耳を装用する前後の「聴能」で評価する発表だった。
※難聴者は「聴能」だけでは評価できない。聴能を活かすためには多面的な支援が必要だと主張した。
しかし、後で述べる人工内耳反対論の克服の根拠ともなることに気が付いた聴衆はどのくらいいるのだろう。
・人工内耳装用当事者の弁から、医師などの気が付かない装用効果、聞こえの評価という知見を探ろうという主催者の試みは成功したと言える。
○神田医師の人工内耳は鼓膜から耳小骨、蝸牛、コルチ管という経路を飛ばすので、補聴器より反応が早いという話は新たな知見かもしれない。
○高齢者の聞こえの低下は聴覚器官の機能の低下であり、脳の言語野、聴覚野への影響は少ない。
○脳へは右耳からも左耳からも同じように伝わっている。
※聞きながら他のことを考えることが出来ると報告したがこれが反応のせいかは分からない。
補聴器だといま何を言ったのか考えながら聞くので他のことを考える余裕がない。これは鈴木名誉教授も指摘していた。
・一人を除き人工内耳と補聴器の併用の報告だった。
いずれも積極的ないし中立的な評価だった。
しかし、これは主催者からは特に取り上げられなかった。
※装用者の何人かに聞くと補聴器と一緒だとうるさいし人工内耳の方が聞こえるという理由で止めてしまう。
人工内耳と補聴器を併用していても当初は聞こえが輻輳するがいずれ統合されることを報告した。
・他の3人はメドエル社の人工内耳で、コード化法を変えたことで聞こえが改善した報告があった。
フリーダムは変えられるかどうかも知らない。コード化法を変えることのメリットはメーカーが違うのでコメントしない。
ラビット 記
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