感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

無理のない工程でクオリティーの高い工事計画を考える

2013-12-02 19:55:33 | モノづくり挑戦物語
12月始めの出勤日となった本日は少し寒さも和らいだ様に感じる陽気に包まれた倉敷市。

今日から大工の「まっちゃん」は「信くん」が通っているお世話に成っているゼネコンさんが工事を進める倉敷市内の重要文化財の保存工事の手伝いに向ってくれます。

朝早くから出動していく彼らは現場の方で延々と保存しておく木材の釘抜きなどの処置作業、昔の木材に昔の釘、そういったものに触れる事で何か新しい発見をしてきてくれる事を期待します。

大工の「しんちゃん」は同じくゼネコンさんから依頼された倉敷市内の住宅の勝手口取替え工事に向います。

この手の木製建具からアルミ建具への取替え作業は、毎度の事なので問題なく工事を進めてくれている様子で夕方にはいち早く帰社したのは「しんちゃん」。

その後は書類を片手に岡山市内の取引先の下へ向う彼は「自分の役割」が増えた事で新しい事へ色々とチャレンジしている姿は頼もしいものです。

そんな私の一日は今月中頃からスタートする倉敷市粒江での住宅の屋根改修工事の請負契約にお客さんの元を尋ねます。

予め契約の打ち合わせをしておいたので内容は打合せ通り、今日は印鑑をいただくだけの事と成りましたが、この期を利用させていただいて足場屋さん、クレーン屋さんと現地打合せ。

仕事の事と言えばどちらの業者さんも十数年の付き合いだけに特に細かな説明は不要、今回は現場までの侵入路が狭く大型の工事車両が入ってこれるかどうかの確認。

この辺りは流石にクレーン屋さん以前、こちらのお宅の近所にもクレーンの設置に来たことがあるとの事で、彼に道を教えてもらい進入路の確保は万全。

さて、余り着工まで日にちもないので会社に戻り、早々に工程を作成して関係業者さんに配布できる準備をしておかねば・・・

とは言うものの週明けの月曜日という事で緊急のトイレ修理の依頼なども舞い込み倉敷市内を走り回る事になったのは致し方ない所。

午後からは工程表を作るにしても前もって関係業者さんの仕事の空き状況を確認せねば成りません。

100%こちらの都合を押し付けて、協力業者さんに工事の無理強いをしても良い結果にならないのは自分も職人だから解る事。

今回は屋根の改修と言えども7~8社の業者さんが関係してくる工事になるので皆さんの都合を配慮しながら最も無理のない計画を立てていきます。

こちらの工程も大方の流れは見えてきただけに後は細かな部分を詰めて書面にまとめてお客さんに提示する事になります。

さて、泣いても笑っても今年の一年も今月を残すだけ、「終りよければ全て良し」と今月の終業日に皆で笑い合える一年に成るよう全力で取組んでいきます。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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