感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

ひとりの職人として、ひとりの人間として自分が真につくりたい「モノ」とは・・・

2013-03-12 21:41:55 | 家づくり職人物語
今日から中断していた倉敷市玉島での某企業さんのトイレ改修工事が再稼働。

伸び伸びになった商品の納期も解り、納品日に合せ今日から工事を再開するのですが、お待たせしてしまった分、急いで工事を進めていかなければ成りません。

そんな本日は都窪郡早島町で「しんちゃん」たちと共に住宅リフォームの大工工事に当たっていた「信くん」の助けを借りて、こちらの現場で解体工事を手伝ってもらいます。

今回は食品加工場から新しいトイレに入れる様、ドアを付ける為の間仕切り壁の撤去と事務室側からの入口を作るための壁の撤去作業から・・・

とは言うもののこちらの企業さんも食品加工場での作業は止める事が出来ない為にタルキとボードを使って厳重に仮囲いを設置する所からのスタート。

彼此、一週間は工事が続くために、工事中のホコリや匂いが加工場に影響の無いように厳重な囲いを作ります。

さて、その仮囲いも設置できればいよいよ解体工事の始まり、仮囲いがあるからといっても無茶な解体作業はできませんので、少しずつ作業を進めていきます。

それでも十分に下調べをしておいたおかげで夕方には無事に、加工場と事務室側の壁の解体工事も完了。

定時17:00の作業終了の約束でしたが、残材の搬出に少し時間をオーバーしてしまった事は反省・・・それでも最後はご苦労さまと見送ってくれたこちらの会社のみなさんには感謝、感謝。

明日は軽鉄の入口扉の下地つくりの作業に移りますが明日もどうぞ宜しくお願いします。

写真は解体工事を手伝ってくれている大工の「信くん」ですが今日は本当に大活躍で彼にも感謝、ひと昔前は「俺は大工だから大工工事しかしない」と頑固な職人さんもいました。

それはそれで一本筋を通した立派な考え方ではあるようですが、彼の様に「お客さんの笑顔の為なら自分の出来ること全てに挑戦する」という考え方も立派な考え方だと思います。

こうした考え方の根本的な違いは「自分が何をつくりたいか・・・」という部分を追求すれば自ずと見えてくる筈。

「家」という舞台を通して自分が「立派な大工仕事をしたいのか?」、それとも「暮らす人の笑顔を作りたいのか?」という想う違いなのでしょうか?

これは、どちらが良くて、どちらかが悪いという話ではありませんが、大工の道を極めるのもひとつの人生、家づくりの職人という道を極めるのも、これも又人生でもあるようです。

さて、会社に戻ってから事務仕事に励むのですが、今日は久しぶりの現場作業に体力的にも疲れ事務仕事が思うように捗らないのは致し方無いところなのでしょうか・・・

と少し甘えを出して今夜もそろそろ帰宅の路に・・・

明日は岡山市中区ので改築工事の着手日と成りますが、私はこちらに立ち会う事は不可能そうなので、当社の社長に立会は任せ、明日も玉島でみなさんの笑顔に向けて精一杯作業に励んで参ります。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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