感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

子の気持ち親知らず

2012-10-26 19:58:47 | 家族・子育て
今年の中ごろから機関車トーマスを卒業し、ポケモンにハマった「けいくん」余程、気にいったのでしょう。

写真の人形だけでなく、何冊もの本にゲームと正にポケモンの虜。

そんな彼は最近、私に必死にポケモンで遊ぼうと誘ってきます。

しかし、随分と大人になった私には、もうポケモンの面白さやかっこよさが解らなくなりつつあるようで・・・

もう私にはこの人形がガラクタのようにも見えてしまうのですが、そのポケモンの人形をひとつ、ひとつ私に説明してくる彼の目は本当に輝いている事に気がつきます。

子供の頃、誰もが持っていた探究心や好奇心は歳と共に失われるのか・・・それとも別の何かに代わっていったのか?

真相は謎ですが、私もこのまま歳を重ねていく内にもっと色々な事に興味を持たなくなるのではと・・・

私も幼少の頃は「キン肉マンの消しゴム」やら「ビックリマンシール」やらと、今思えばくだらない物を集めていた事を思い出します。

しかし、当時は其れが自分にとっての宝物だった筈で、其れを親から「ガラクタ」、「要らないもの」と否定されると反抗するのは当然か・・・

誰もが経験した幼少時代の筈ですが、大人になると子供の目線は理解できなくなるのか?

「親の気持ち子知らず」とは良く聞きますが「子の気持ち親知らず」とも言えそうです。

子供は日常の生活の中で沢山のサインを出しているのですが、其れを見落とし続けると子供の不安は益々大きくなりそう。

子供も大きく成れば、成るほど自己が確立してサインを見落とし続けた親への期待感は薄れてしまうのか・・・

「子供の為」、「あなたの為」と愛情とは決して一方的に押し付けるもので在っては成らないようです。

互いに理解し、分かり合った上での愛情でなければ本人にとっては単なる苦痛であり、その愛とは決して意味がなさそうです。

こうなると「子供が何を考えているか解らない」と嘆く事になってしまうケースも・・・

そうなる前に親が子供に歩み寄る努力をしていなくてはならない事は確かな様です。

さて、ここ数日は仕事で帰宅が遅くなってしまっていた私ですが、今夜は少し早めに帰宅し先ずは彼と一緒にポケモンの人形で遊んでみようかと・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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