感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

兄弟

2016-03-11 23:59:59 | 林俊文の想い
すっきりとしない天候となった本日の岡山・倉敷。

気温の低さも去ることながら雨が降ったり止んだりの天候に現場の方も戸惑う場面もあった事とは思います。

それでもスタッフ、協力業者さんたちが懸命に「家づくり」に励んでくださったおかげで今日も一歩前進。

本当に仲間たちの力に感謝しなければと強く感じています。

さて、私は明日がプライベートで用事があり夕方までは会社をお休みさせてもらう事になっています。

会社が動いている時に休もうと思えば、明日の自分の行うべき仕事を誰かに託さねばならないのですが・・・

単純に他人に託すと言っても、自分の頭の中に入れていた内容を十分に伝えなければならない為に、自分自身で動くより手間がかかっていまします。

今回は新規決定の工事契約の締結の立会いと大切な現場での作業立会いとなっているだけに、此れを任せれるのは当社で私の次に古株でもあり、実の弟でもある「しんちゃん」だと彼に任せる事に・・・

特に工事契約の方は今日まで私がやってきた事を彼に引継ぎしてもらうのですが、私の頭の中にある内容を100%伝える事は難しく、先ずは要所を決めて伝えさせてもらっています。

今夜は残業で書類等の準備も全て行い準備は万全のつもりではありますが・・・

実際の場では何が起こるか解らないのが人生、そうした時の判断、対応力を含めて考えても彼なら十分に私の代役を勤めてくれると信じています。

とは言っても血を分けて共に育った兄弟だけに、やはり心配に思うのが兄なのか・・・

そんな私の気持ちを他所にひょいひょいと返事する彼の姿はやはり心配ではあります。

両親から受けるほどお互いに愛情を持って接することもなければ、妻や恋人ほどにも深く関係を持たないし、友人ほどにも腹を割って話もしない・・・

それでも弟が困る姿は見たくないと思うのが兄なのでしょうか。

今夜は「今」の自分に出来る万全の準備をして彼のデスクに置いておきましたが、あくまでも準備は準備。

後は明日の彼の対応に任せるだけと、明日の土曜日が何事もなく平凡に一日が過ぎ去ってくれれば其れが何よりの幸福なのです。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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