感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

用なき所を作りたる・・・

2016-07-07 23:24:44 | 住宅新築現場物語
七夕の本日も岡山、倉敷は晴天に恵まれましたが・・・

屋外は気温も高く、家づくりの現場の方では熱中症対策をしながらの作業が続いています。

そんな一日のスタートはお世話になっている設計事務所さんからご依頼いただいた倉敷市呼松での住宅改築計画の現地確認からのスタート。

先ずは現在の建屋の解体から計画が進みますが、細い路地に入った立地は解体工事に関しては決して好条件とは言えませんが・・・

これまでも難易度の高い解体作業を手掛けた業者さんだけに今回の現場も頼りにしています。

さて、大まかな概要を現地で確認させていただき後は解体業者さんからの価格提示を待つばかり、今回の計画はある程度の時期も決まっているだけにお待たせすることなく早め早めに進めて余裕をもった工事計画になるようにと思います。

午後からは「まっちゃん」が工事を進めてくれている玉島の新築現場にお伺い。

今日は内装建材業者さんを含めて商品の搬入時期などを三名で打ち合わせする貴重な時間となり工事に深くかかわる二人との意識の統一ができたのは幸い。

居心地がよくてついつい長居をしてしまいましたが・・・

写真はこちらの現場で「まっちゃん」が丸窓のサッシを取付していた所を撮影。

通常は四角形の窓が一般的なだけに、こうした窓を取り入れると室内もですが、外観も面白くなりますね。

枕草子の徒然草の中に記されていた日本の家に関しての第55段の一説にもある通り、「用なき所を作りたる、見るも面白く、万の用にも立ちてよしとぞ」との一説を具現化したかの様。

そうした場所にこそ、暮らす人の日々の幸せを詰め込めれる様にと心を込めて工事せねば・・・

さて、会社に帰社した頃には17:00を回っており、今週に入り何かと多くの方からの工事計画をいただき書類の作成に通常よりも時間がかかっています。

それでも心待ちにされいるお客さんを想えば一刻も早くと、今夜ももうひと頑張り事務仕事に励んでみます。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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