感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

専門知識をバランス良く取り入れる事で後悔しないリフォーム提案

2013-08-05 22:51:06 | 岡山住宅リフォーム職人団体【職人魂】
週明けの月曜日、今日も太陽が照りつける真夏日となった岡山、倉敷。

真庭市北房の現場は仕上げの工程に入りクロス屋さんが奮闘中、大工工事も広縁の床板張りに「しんちゃん」、「小野くん」が作業に励んでくれている模様。

週末には内部工事完了を目指し順調に進む工事に先週までの大工さんたちの努力に感謝。

「まっちゃん」、「信くん」の二人の大工さんは某ゼネコンさんから依頼を受けている倉敷市の某幼稚園増築現場へ今週から戻り作業再開。

夕方にはトラック一杯に廃材を積んで帰ってきた姿には彼らの今日の仕事ぶりが伺えます。

私は倉敷市中島の外構工事に一区切りついた現場を確認、その後は加工場に戻り岡山のマンションに納める収納棚を制作。

屋根のある加工場とは言え、日中は本当に暑く少し作業をしただけで汗が流れる程・・・この時期は着替えも用意しておかないと上着が一枚では足りませんね。

午後からは上着を着替えて倉敷市玉島の去年竣工したお宅へ建具の調整にお伺い。この件も随分、前からお聞きしていたのですが・・・お待たせしてしまい本当にすいませんでした。

その後は一度会社に戻り、午前中に制作した棚を納めに現場へ行こうと思っていたのですが、先週末に依頼のあった岡山市庭瀬の住宅での雨漏り調査の時間が取れたと板金屋さんから連絡。

雨漏りの方が急ぎの案件という事で急遽、予定を変更して板金屋さんと一緒に雨漏りの状況と原因を調べに現場へ移動。

写真は建築板金の三宅板金工作所の「三宅さん」を撮影。

彼は私も所属する住宅の困り事を建築職人の立場で解決するリフォーム団体「岡山リフォーム職人団体、【職人魂】のメンバー。

お互いが認め合った人間性、技術力、提案力のあるメンバーだけに、雨漏りの調査も彼に任せておけば完璧に調べ上げてくれ解決方法までキチンと提案してくれるのは本当にありがたい事。

何千というパーツが組み合わさって完成する「木造住宅」。

その全てを測り知る事は一人の人間には難しく、やはり専門的な事は一年間、365日、その仕事に従事する専門の職人には敵いません。そう言った彼らの意見を聞き入れ全体的にバランスが良い様に作り上げるのも私たちの仕事。

「木造住宅」に使われる何千というパーツも部分的にだけ優れたモノを使い、その他がお粗末なモノでは良い結果が得られませんからね。

例えば幾ら「柱」や「梁」に頑丈な材木を使っても「土台」が弱い材木では家が長持ちしない状態の様に無駄にコストをかけただけ・・・といってしまう結果に繋がり兼ねません。

そんな偏った予算の掛け方なら「柱」、「梁」、「土台」とソコソコの材木を使った方が余程ましな結果になるのが「木造住宅」。

上記は極端な例えではありますが、他にも「木造住宅」にはバランスを取らなければそ満足する結果に成らないモノは多く在るのです。

何かに秀でた「家」とは実は在っては成らないモノ。「○○が凄い」と言うのは単なる宣伝文句であり、本来は全ての性能がバランスよく整えられていなくては成らないのが「家」の様にも・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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