感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

環境に因る常識の違いを近付けることで円満な工事物語を・・・

2014-04-19 23:42:55 | 施設改修・改装工事物語
週末の土曜日も多くの建築職人さんたちと共にフル回転で工事に取り組んだ一日。

当社の大工さんたちは各々の受け持つ現場に出動していく中、私は今日が工事の最大の山場となる岡山市北区の某施設さんに出動。

朝から塗装屋さんに内装屋さんと現場に入り作業スタート。

塗装屋さんは前回、残した木枠や木建などの塗装作業、いつもお世話になっている塗装屋さんだけに仕事の方は任せて安心。

内装屋さんはクロス工事も終わり、今日は腰壁シートの施工を行います。

こちらも前回と同じ職人さんが来てくれているので施工はモチロン、現場の方でのルールも把握してくれているので安心です。

其れでも心配なことはあるようで、クレームに繋がる一番の原因は建築業と他業種の環境の違いによるルールの違い。

建築職人なら当然だと思う事も、他の業種に勤める人にとってみては、ルール違反と思われる事があるのは誰しもが承知していること。

細かく分けるとキリがありませんが、施工、材料、仕上げ、マナーなど建築業だけの常識というのは多々あるのが現状。

これが一般の人に受け入れてもらえない場合に苦情という形で現れるのですが、建築業者は「それが常識」と思い込んでいるだけにお客さんからの苦情への対応の方法が見つけれない事もあるようです。

建築会社、職人さんにしてみれば悪気のある事ではないのでしょうが、お客さんにとってみればとても嫌なことと言うのは大様にあるのが現状。

その意識の違いを何処まで近付けることが出来るか?は現場の責任者や管理者の常識力にもかかってきます。

例え現場の作業がなくとも私が現場に顔を出すのは、このケースでの苦情が一番多いことが原因でお客さんからの苦情がでない様に職人さんたちに伝える為。

さて、写真は仕上げ工事が進む施設内の状態ですが、前まではなかった腰壁シートは当社からの提案。

車椅子なども使用するこちらの施設さんで車椅子のタイヤの側面が壁に当たり壁が随分と傷んでいたことがキッカケで腰壁シートを提案させていただいています。

長く綺麗に、そして快適に建物を使ってもらいたいのは多くの建築業者の願い。

そうして取り組んできた工事も今日で完了の筈でしたが・・・

施設さんからの申し出で、追加工事の発注をいただきました。

これも今回の工事で何らかの感動があり、しあわせを感じてくれたからだと、来週も少しだけ当社との感動としあわせの工事物語にお付き合いください。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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