感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

男気を感じさせる生き方とは・・・

2014-04-16 23:59:59 | 家づくり職人物語
週の半ばの水曜日。今朝は通常運行でのスタートとなった当社。

大工の「まっちゃん」は今日も倉敷市玉島での住宅リフォーム現場で造作工事に勤しんでくれています。

GW前までにはひとつの区切りを着けたいと日々、朝早くから出社しては夕方、遅くまで現場を切り盛りする彼。

大工の「しんちゃん」は複数の現場を抱えながらも、今日は前もって加工していた材料を持って岡山市街地でガラス枠の取り付け工事に没頭している様子に手の空く様子はなさそう・・・

反対に明日は人手の足りない彼の仕事の応援にいく予定となっているほど。

その為、私も今日から週末にかけて工事が進む岡山市北区の某施設さん第二エリアでの内装工事のスタートということで現場から離せられない状態。

内装業者さんと塗装業者さんたちと共に繰り広げた改装工事物語も今週で終わりかと思いきや・・・

今日は施設さんからの追加依頼に応接室、職員用のトイレなどの追加工事をいただき、もうしばらくこの工事は続きそう。

そんな工事期間延長の為にも協力業者さんたちとの連携を取るための段取りなどに奔走。

そんな中、今日は急遽、工事が決まった案件の施工に倉敷市連島で住宅のリフォーム工事を担当してもらっている大工の「小野くん」に御願いすることに・・・

彼には担当している現場を一日空けてもらい朝から岡山市北区のマンションへ向かってもらっています。

こちらではカーペット敷きの床をリフォームする為の下地つくり。

コンクリートの床スラブと格闘しながらも懸命に作業を行う彼もまた、大工という職業を通して多くの人に笑顔を届けることのできる職人。自分も工程を決めて担当している現場があるにも関わらず、ふたつ返事で今日の仕事にあたってくれた事に彼の男気を感じます。

さらに今日の現場を昼過ぎには終わらせ、私が悪戦苦闘していう現場へ応援に駆けつけてくれた事に今日は彼には感謝、感謝。

彼の活躍に私も無事にノルマ達成。

これまでもずっと一緒に多くの工事物語を共にしてきた彼、この四月からは正式に当社の社員となり家づくりの最前線で活躍してくれる彼には本当に助けられています。

さて、写真は先日、「しんちゃん」と、作業足場などの仮設工事を担当してくれている鳶職の親方「大月さん」との打ち合わせでの一幕を撮影。

今回は建築現場での仮囲いの修理の依頼を受けて広島県まで作業に向かう「しんちゃん」ですが、幾ら器用な彼と言えども始めて行う作業には分からない事が多くあり今回はこちらの事務所を訪問しての施工手引きの打ち合わせ。

近い所なら最悪のケースも多くの仲間や業者さんに協力を要請すれば何とか乗り切ることが出来そうですが・・・

さすがに広島県までとなるとひとつ材料、道具が足らなくても大事になることは必須。

その為に資料を見ながら作業手順や方法、さらには一緒に材料の手配なども行ってくれる「大月さん」。

そう思いながらも知る人からは「アニキ、アニキ」と呼ばれる彼は本当に後輩たちの面倒見の良いお人よしなのでしょう。

しかし、面倒見が良い、お人よしだからと言うだけでそうした人望を得ることはできないのも確か。

鳶職という建設業でも最も危険を伴う職種の中で培われた経験がそうさせるのか?

其れとも彼の本来の気質が皆にそう言わせるのか?

結局、工事当日は「心配だから着いていくわ」と約束している彼に、多くの人が彼を「兄貴」と呼ぶ訳が私も少し分かる気がしました。

最後に「ブログ用の写真を撮るよ」とカメラを向けると・・・照れながらマスクで顔を隠す彼の姿には私も多くを学ぶことがありそうです。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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