感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

ベランダの蹴破り戸の修繕工事

2015-06-06 22:43:46 | 施設改修・改装工事物語
週末の土曜日は天候も回復しての貴重な一日となった岡山・倉敷。

本日は美作市北で「信くん」が担当してくれいた古民家躯体補強工事現場の竣工予定日。

真壁造りの昔ながらの木造建築ですが、お客さんの要望で基礎を作り外壁を新たに張る工事が主な作業だったこちらの現場。

通常は基礎の上に土台を敷き、柱を立て、梁(はり)をかけてと言うのが一般的な施工手順。

しかし、今回のケースでは出来上がった建物に対して基礎を作るという難易度の高い工事となり現場の苦労は多くあったように思いましたが、キチンと施工されていた現場にお客さんも満足してくれた筈。

「竣工してからが本当の家づくりの始まり」だと、倉敷と美作と距離はありますが、今後ともアフターなどを通してで暮らす人とのお付き合いを切る事なく見守り続けさせていただきますので宜しくお願いします。

さて、倉敷市広江の現場の方も今日で大工工事に一先ず区切り。

午前中はいつもお世話になっている協力業者さんの依頼で岡山市北区田中のコーポでひと作業してきた「小野くん」が道具や材料の引き上げにお伺い。

来週も仕上の工事が残っていますが、先ずはひとりコツコツと積み上げた彼の努力が形となった今回の「家づくり物語」もいよいよ最終段階となって参りますので宜しくお願いします。

写真は午前中に某ゼネコンさんの依頼で倉敷の観光名所の施設での修繕工事を行ってくれていた「しんちゃん」と、午後より合流しての倉敷市玉島でマンションのベランダに設置された「蹴破り戸」の修理に現場へお伺いした際の一枚。

万が一の火災などの災害に備えての避難経路ではありますが、通常はプライバシーが確保されていなければなりません。

この手の仕事も多く取り扱ってきた当社だけに今回も大きな問題もなく施工完了。

「あたりまえの事をあたりまえにやる」、その積み重ねが大切な事は言わずと知れた大切なこと。

今日は夕方から明日の朝一番での緊急の要請がありましたが、明日の予定が詰まっている為に当社では身動きできず・・・

応援の業者さんも入梅前の貴重な晴れの日と言うこともあり、何処も全く手が取れずに致し方なくも今夜の施工を決断させていただきました。

今夜の作業に付き合ってくれた「しんちゃん」、「まっちゃん」、「信くん」。

こちらの現場にとって何事もなく明日が「あたりまえ」に送れる一日になれば今夜の努力に始めて意味が生まれるのだと後は明日を祈るだけ・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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