活動の日々

自閉症スペクトラム関連を中心とした、対外的な活動を綴っていきます。

訪問の利点

2012-09-04 | 日記
いつも当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。尾串光康でございます。

前回は、NPO法人すくすくについて記載させていただきましたが、今回も手前味噌ではありますが、ひまわりの会についても記載させていただきます。

ひまわりの会では、来談型、すなわちひまわりの会の支援室(東京都新宿区早稲田)での個別療育を行っておりますが、同時に、南関東を中心として、訪問による療育を行っています。

来談、訪問、それぞれの良さはありますが、訪問による療育は実に多様な介入ができ、そのため子ども達の様々なサポートができると考えています。

訪問によるメリットとしては、日常生活の様子をより把握しやすいことや、身辺自立の介入、外出時の指導など、様々なメリットがあります。
しかし、私が、これまでの臨床経験上、訪問による療育の最も効果的な項目のその1つとしてあげられることは、保護者の方との一貫できる領域が幅広く、それ故日常での子どもとの関わりなどのアドバイスを効果的に進めていくことができる点です。

限られた時間の中での取り組みである以上、お話できる時間も限られ、それ故お話しできる内容もおのずと制限されていきます。
しかし、訪問では、ご自宅の中での子どもの様子を確認することができ、それ故保護者の方からのご質問への回答、つまり消極的な対応から、より積極的に子どもへの介入方法や身辺自立、環境設定についてアドバイスしていくことができます。
また、様々な要因から外出しにくい場合、近隣に療育機関が乏しいなどの場合においても訪問のニーズはおのずと高まる印象がこれまでの臨床経験からあります。

保護者の方との一貫、これこそが子どもを成長させる最大の方法であると考えている私にとっては、訪問での療育はかけがえのないものと感じています。

現在、訪問による療育を行う機関は限られており、特に公的機関においては現状で実現は難しく、なればこそ、ひまわりの会は、NPOとしての特性を最大限活かし、小回りのきく団体であり続けていくことを宣言します。

現在、ひまわりの会では、相談以外の全ての事業(来談型個別指導・在宅支援)を、空きの見通しが無いことから待機登録自体を停止している状況でございます。
沢山の方から支持を頂いておりますことは大変嬉しく思いますが、やはり指導員の養成が、私にとっても今日の課題の1つとして、養成を進めているところです。

年内には、新規ご希望者が、来年からの療育に着手できますよう、受付を再開するため、全力を尽くしているところでございます。

進展が有次第、当ブログでも記載させていただこうかと思いますので、引き続きホームページやブログをご覧いただけたら幸いに思います。

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